久田和弘、『トルコで私も考えた』について語る

ハワイが都会と自然溢れる島々に別れているように、「トルコ」という国も、都心部と田舎とで街や人々の雰囲気が異なるようです。作者の高橋さんはトルコに滞在中都心部と地方を行ったり来たりしていたようで、知り合いのホテルを拠点に交流を深めた人たちの家に宿泊していた様子が漫画に描かれています。
(その後、なんと現地の男性と結婚したとか。ちなみに久田和弘が現在読みすすめているのは「基本編」で、続編に結婚までの経緯をまとめたものもあるそうなので、機会があったら読んでみたいと思います。)

「トルコを旅行した日本人の知り合いのほとんどが満足していた」
高橋さんがトルコ行きを決意した背景にはこのような理由があるのですが、ここには「トルコの国民性」も大きく関係しているのではないかと。
『トルコで私も考えた』によれば、この国の人々は大変なもてなし好き!たとえ相手が知り合ったばかりの他国の人間でも、笑顔で「明日家にいらっしゃいよ!」と言ってしまうのだとか。きっと、世界的な泥棒を目の前にしても、彼らは同じようにもてなして、逆に泥棒を改心させてしまうかもしれない…?!
ここには宗教も多少絡んでいるようで、神様と同等であるお客様を自宅に招いて丁寧にもてなした分だけ、死後にメリットがあるといわれているのだとか。

けどいずれにせよ、距離感をとるのが得意なようで苦手な日本人と比較すると、トルコ人は「関係を築くのが上手」といえるかもしれません。