久田和弘、『トルコで私も考えた』について語る

「最後の家族旅行」と称し、昔家族で連れ立ってハワイに行ったことがあります。ほとんどの時間を都心部で過ごしたたためハワイ観光を存分に満喫したという訳ではないものの、美しい海と潮風をバックに食事をするだけでも、まだ学生の久田にはものすごい贅沢だったのをよく覚えています。

ハワイから帰国後、大学の課題に追われて実家でヒーヒー言っている久田和弘の後ろで母がポツリとこう言いました。
「やっぱりハワイって、”お金使ってナンボ”の国よねぇ~~」
気になったのでどういう意味かと尋ねると、「ハワイは日本人にとって”ある程度お金に余裕がないと楽しめない国”だと思う。彼氏がお金持ってる女の子だったり、バリバリ自分で稼げるキャリアウーマンが”お金をつかって楽しむ観光地”なんじゃないの。だから芸能人がお正月にハワイに行くのかもね」とのこと。

最後に「あんたも社会人になってトップの営業マンになったら可愛い彼女をハワイに連れて行けるかもよ」という言葉で締めくくられた母の言葉…。
当時は意味が理解できなかったものの、年を経た今考えてみるとなんとなく納得できます。
ハワイ旅行中、頭のなかはつねに「なにを買うか」でいっぱいでした。
「せっかくハワイに来たんだから、なにか”形に残るもの”を買わないと!!」と考えながらアラモアナショッピングセンターで終始焦り、そのせいで周囲の景色やハワイの人々の暮らしぶりにまで目が向いていなかったのです。

ちなみに、ハワイ旅行に便乗した従兄弟はひとりでフラフラ行動しては風景を写真におさめたりと、自分よりよっぽど異国での日々を満喫していましたね!