こんにちは、久田和弘です。今日も前回に引き続き、『帝一の國』の魅力をまとめていきたいと思います!

・・・さて、この作品が連載されていたのは『ジャンプSQ』というジャンプから派生した少年誌でして、ちなみに第一話ではなんとも「らしい」演出で主人公が登場します。
「今日から僕の戦いが始まる!!」
↑のモノローグと同時にコマのど真ん中に描かれた主人公、赤場帝一。学生服に身を包み、決意を秘めた真っ直ぐな瞳を向けた姿は、まさに「少年誌の主人公」そのもの。
ですが、この赤場帝一、自分の戦いを勝利に導くためには何でもやるという、ちょっとジャンプの主人公らしからぬところがあるようで。イヤ、最近は『銀魂』だったり『黒子のバスケ』だったりと、「努力・友情・根性」を斜め上から捉えたようなヒーローが逆に人気をあつめる傾向にあるものの、帝一のキャラクターは、それとはまたちょっと違う・・・。

とりあえず、帝一の人間性の説明はひとまず置いておいて、まずは『帝一の國』の背景をご紹介していきます。
舞台は「架空」の昭和・・・帝一たちが入学した「海帝高校」は、その名の通り当初は海軍訓練学校としてその名を馳せていたものの、現在は卒業生のほとんどが政治の要職に就くことで有名な超名門男子校として君臨していた。

特に、海帝高校で優秀な成績をおさめ、また周囲から尊敬される存在として学校生活を送った者にのみ、政府内の派閥の重要ポストの椅子が約束されるという、「安定した将来」が待っている点が、この高校を「高校らしからぬ存在」にしている大きな理由のようだ。

(久田和弘)