どうも、こんにちは、久田和弘です。
・・・唐突ですが、皆さん、「バナナフィッシュ」という言葉をご存知でしょうか?これ自体は架空の存在なのですが、「見たら死にたくなる魚」として、世界中の様々な創作に登場します。
ちなみに久田がはじめてバナナフィッシュという存在を認識したのは、学生時代にたまたま読んだサリンジャーの『9ストーリーズ』という短編集にあった「バナナフィッシュにうってつけの日』がキッカケでした。
(余談ですが、この話が後の『フラニーとズーイ』に繋がるのですが、村上春樹訳のものは海外作品が苦手な方でもおもしろく読めると思うので、お勧めです。また、Galileo GalileiのボーカルとAimerが歌う「バナナフィッシュの浜辺と黒い虹 」も良いですよ。この曲に登場する少女にとっても、バナナフィッシュは”見たら死にたくなる魚”として捉えられいます。)
ちなみに、サリンジャーの作品ではバナナフィッシュは「見たら猛烈にバナナを食べたくなる魚」として登場するので、死と直結してはいないものの、それでも物語の設定上不安を煽るアイテムとして登場します。この作品からネガティブな要素のみ引き継ぎ、バナナフィッシュを謎を解く鍵に昇華させたマンガが『BANANA FISH』です。
以上は1985年からおよそ10年程かけて連載されたそうです。久田和弘的には、連載されていたのが少女向けのマンガ誌だったことに軽い衝撃を受けましたね・・・・。
詳細は次回!
