こんにちは、久田和弘です!今回も前回に引きつづき、『under the rose』の魅力を語ります。
ちなみに、ちょっと個人的に気になったため「薔薇」を辞書で引いてみたところ、世界的にその存在が広く知られるようになったのは19世紀以降なのだとか。・・・そういえば、あんだろの舞台設定は19世紀なのですが、この時代に荒廃の兆しを見せかける貴族制と、豊かな香りで人々の注目を集めはじめた薔薇という、全く対象的なふたつの存在を比較してみても、おもしろいかもしれませんね。
そんな荒廃の兆しを見せる・・・いや、もうとっくに荒廃してしまった「ある貴族」の登場から、この物語ははじまります。
没落したキング家の長男、ライナスは、貴族社会に馴染まずに奔放に生きる母親(グレース)と、そんな母に愛されて育った弟の存在を疎ましく思っていた。母の兄がギャンブルでつくった借金が原因でキング家は廃れ、屋敷ではなくまるで農家が暮らすあばら家で寝起きをするライナスにとって最も疎ましいのは、「自身の出自」が曖昧にされていること。貴族の娘には似つかわしくない情熱をそなえていたグレースの周囲には男性が後を絶たなかったため、父親が誰であるのか、真実を知る者がいないのだ。
そんななか、グレースが自殺したという一報がロウランドから届く。ロウランドの主人であるアーサーからは、「子供の父親は自分なので、引き取りたい」と手紙に書いてあり・・・・。
つづきは次回お届けすることにしまして、お相手は久田和弘でした!
