こんにちは、久田和弘です!さっそくですが、今回も『こいいじ』の魅力に迫りたいと思います。

入学していきなりマイナーな同好会のドアを開いてしまったことで、思いがけずユメと出会い、それ以降大人になっても友人して傍にいつづけたはるさんですが、この出会いが、やがてユメと幼馴染の聡太との出会いを手繰り寄せていきます。
じつは聡太は学生時代、ユメと一時期つき合っていました。聡太にとってユメは初恋の人だけれど、いつまでたってもユメの本心はまったく見えない。

・・・そうこうしているうちに、ユメはさっさと外国へひとり旅立ってしまい、見送りに訪れた空港では、悲しさを必死に押し隠そうとする聡太を、初対面のはるさんがじっと見つめていました。
このふたりは後々夫婦になる訳ですが、はるさんは聡太がまだユメを好きなことを知っています。それでも、「遠くに行ってしまった彼女」ではなく、「一番近くにいる自分」を選んでくれたことで、聡太の気持ちの中にはまだユメがいるけれど、それも含めて受け入れようと、はるさんは決めたのかもしれません。
さて、器の大きいはるさんと比べて、「彼女のいる人にプレゼントあげてもいいのかなー」と悶々としている当時のマメは、知らぬ間に完全に出遅れていました(笑)

ですが、マメもマメで、全然なにも知らない訳ではなく、聡太が姉を好きなこと、そしてユメがいない間のはるさんと聡太の、一番幸せだった時間を、ある意味一番そばで見てきた人物が、マメなのかもしれません。

以上、お相手は久田和弘でした!