こんにちは、久田和弘です!

・・・じつは、前回『娘の家出』をご紹介したのは、マンガの編集をしている友人から志村貴子関連の作品をまとめて借りたからです。そのなかには「ガッツリBL」「ガッツリ百合」(免疫のない方々、大変失礼しました)も含まれていて、自分、こういうジャンルをはじめて手に取りました。
正直言うと、以前まではけっこう抵抗がありました。こういうジャンルの作品について、どういう方向性で感想を考えたらいいものか、想像がまったく出来なかったからです。
今回、友人から借りた数冊は、もう、ガッツリラブシーンも描写されていまして、初心者編としては相当なインパクトでした。が、最初に大きな衝撃を受けた分、慣れるのは早かったっす(笑)
ただ、今でも同性同士の恋愛モノが好きかといえば、曖昧な答えしか返せません。それでも、「こういう方法も有りなんだなぁ」なんて思うと、作品だけではなく、人間の人生のそもものの「表現の自由」に触れたような気がして、ちょっと不思議な感覚がするのも、確かなのです。

と、いうわけで、ここでは今後積極的にBL等をあつかことは無いと思いますが、プライベートではこっそり読んでいるかもしれません(笑)

話しは変わりまして、次回からは、またまた志村貴子の著書である『こいいじ』について語ろうかと。
前回、志村氏の作品の特徴を「初志貫徹」と言いましたが、『こいいじ』はそれを体現している作品だと言えます。

(久田和弘)