こんにちは、久田和弘です。
さてさて、今回は『鬼灯の冷徹』のタイトルにも登場している、この作品の主人公である「鬼灯」にフォーカスして締めくくりたいと思います!
唐突ですが、漫画好きには暗黙の了解といいますか、ひとつの定義がありまして。それは「黒髪ワンレンの男性キャラクターはイケメン設定」というものです。
ちなみに鬼灯の外見もこのイケメン設定なのですが、作者曰く「“格好よくしよう”というより、“神様ってこんなかんじだよな”っていう見た目にしたかった」そうで、なので女性ファンからかなりの人気が出るとは全く予想していなかったとか。
想像するに、ちょっと前に流行った「塩顔」が最もイメージに近いかもしれませんねぇ。
整った顔立ちで普段から(閻魔大王以外には)丁寧な言葉づかいで接し、基本目下の者には優しくフォローしてくれる鬼灯が、もちろんモテないはずはありません。しかしここは地獄ゆえ、ちょっと中身が屈折した女性に頻繁にアプローチされがちな様子も、この物語のおもしろいところかも(笑)ちなみに鬼灯本人のタイプは「矯正しがいのありそうな人」と、こちらも相当屈折しています。
ただ、鬼灯にとっては「仕事>>>>恋愛」のようで、たとえば、どんなに魅力的な女性が誘ってきたとしても、仕事中はほとんど書類から目を逸らさない、ある意味「日本人以上の仕事好き」です。が、興味がないわけではなく、アイドルの電話番号がもらえそうな場面でちょっとだけガッツイてみたり、他国の地獄に出張した際、出迎えてくれた女性悪魔のメイド服に反応したりと、そういう「若干人間臭い」ところが、鬼灯の魅力であり、またこの作品の魅力でもあるのかもしれません。
以上、お相手は久田和弘でした!