こんにちは
ここ最近は久田和弘的「ぜひ男性に読んでもらいたい恋愛マンガ」をご紹介していきました!普通、男女の三角関係というと、揺れる乙女心が中心の甘酸っぱい物語を想像すると思われまずが、『夏雪ランデブー』はひと味違う。

六花がはじめて葉月の気持ちを知り、受け入れはじめた時になって、葉月の身体をのっとった篤が彼女の目の前にあらわれます。六花は葉月の正体が生き別れた最愛の旦那であることを知らずに、少しずつ関係を深めていくものの、その間実態を失った葉月はどうしていたかというと、絵本世界に閉じ込められてしまうのです。そこには独身時代の六花がいて、外に飛び出してしまった「王子」の篤をずっと待ち続けています。
もう、これだけで、六花がどんなに篤に恋焦がれていたかが伝わってきますよね。
はじめから、葉月に勝ち目はありません。

しかし、葉月は現時点で生きている。彼はそのことを必死に篤に訴え、「彼女を道連れにするな」と懇願します。
番外編を読むと、昔の篤と幽霊として登場する篤の性格はずいぶん異なるので、本編と合わせて読むのもおもしろいかと。
幼少期から身体が弱く、「やり残したことが増えるのは嫌だ」と豪語していた彼が、六花のために「残せるものはなんでもあげたい」と思うようになったところに、この物語の本質が見えるような気がします。
それでは、次回もまたおもしろそうな作品をご紹介していきますね!