どうも、久田和弘です。今回からは先日の宣言通り『3月のライオン』についてお話ししていこうかと思います。

 

その前に、まずは「羽海野チカ作品」との出会いをお教えしましょう。久田和弘がはじめて羽海野作品を手に取ったのは、ご多分に漏れず『ハチミツとクローバー』からなのですが、積極的に興味を持った訳ではなく、学生時代の同級生から唐突に全巻(しかもカバー付きで新品のようにキレイな状態)もらったことがキッカケでした。・・・・多分、その友人は最終巻まで集めたところで作風が自分の好みではないと気づいてこのような行動に出たのかもしれません。

 

『ハチミツとクローバー』が爆発的ヒットをしたことで、羽海野チカは「オシャレ人気マンガ家」という称号を得たようで、しかしこの「オシャレ」という部分が本人曰くあまり気に入っていないと以前雑誌のインタビューで語っていたらしく、「それが原因で“ハチミツとクローバー”を手に取らないと宣言していた読者がけっこういた」のだとか。

以上の経験から「もったいないなぁ」と思ったことが次の『3月のライオン』を生み出した要因だったそうです。

 

・・・・たしかに、『ハチミツとクローバー』と『3月のライオン』に共通している魅力のひとつは、絵柄のオシャレさであることはいち読者としては否定はできません。しかし、それはあくまでも「絵」に限定した見方であって、ストーリーとか、キャラクターとか、本質的な魅力は、作者が考えるようにもっと別のところにあるような気がします。

 

そこを今回は探求していくつもりですが、今回はひとまずお開きにいたします。