マンガは受け入れられ、デタラメは受け入れられない。 | おくやまのでたらめマンガ論

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 マンガはデタラメであっていいと思います。女性キャラクターの胸はどこまでも大きくしていけば良いですし、驚いたときには目が飛び出ればいいと思います。現実では起こり得ないことが、マンガの中で起こる。これこそがマンガの醍醐味ではないか、と思うのです。

 今現在の流れとしては、マンガにリアリティを求める風潮にあると思います。ただ、これは前にも言ったように、マンガでなくても良い気がするのです。本物そっくりの人間達は、現実そっくりの世界を動き回る――という方向性を目指す以上は、到底映画に敵いっこありません。

 現実との違和感によって、その漫画の評価を下げるのは、果たして正しいのでしょうか。

 もし正しいのであれば、これからの時代はアナログ原稿など消えていくでしょう。今までの漫画のコマ枠の部分に、写真を貼りつけているような、漫画本来の面白さが消え失せていくような、危機感さえ覚えます。

 絵の感じが現実に近ければ近いほど(もっと言えば写真と見分けがつかないほど)に描ければ、絵が上手いと判断されるのは、絵描きの個性が損なわれていく気がします。だから、絵はもっと自由に、かつでたらめであって良いんではないかと思います。