★★★★☆

あらすじ

七つの大罪をテーマに起きる連続殺人事件を、定年間近のベテラン刑事(モーガン・フリーマン)と、赴任してきたばかりの若手刑事(ブラッド・ピット)が追う話。

 

みどころ

デビッド・フィンチャー監督の陰惨でグロテスクな演出と、謎解きではなく、刑事の心情と異常殺人者の異常性にスポットを当てて描いているところ。

 

1995年の作品ですよ。

ラストがあまりにも衝撃的で悲劇的で、一度見たきり長いこと一度も観ませんでした。

でも、そのせいか、自分の中であまりにも長いこと印象に残り続けるので、何がそんなに残っているのか確認しようと思って再見したんです。

30年ですよ。30年。なんかすごくないですか?

 

ミステリーって定番の構成があってですね、まぁ、一言でいうと謎を散りばめて視聴者の興味を引き、犯人を追う刑事役と一緒にあちこちに振り回されつつ最後に解明って感じです。その際、どんでん返しはもう絶対です。

で、

30年ぶりにこの映画見直して改めてわかりましたけど、ミステリーの構成じゃなかったです。

デビット・フィンチャー監督が描きたかったのは、犯人の異常性だったんですね。

謎解きとかたぶんどうでもいいんだろうなと思いました。

そういう意味では、映画はすでにオープニングから始まっていて、

その映像で、犯人の異常な執着性をずっと映してるんです。

殺し方もそうですけど、ゾッとしました。

これからご覧になる方は、オープニング見逃さないでください。

 

で、舞台はアメリカのどことは言ってなくて

異常に治安の悪い街で、毎晩のように殺人や強盗犯罪が起きていて、

この街で暮らすことに心底辟易としている退職間近の老刑事モーガン・フリーマン。

なぜか眠るときに、メトロノーム動かして眠りにつくんです。

 

そこに、野心を抱えて田舎の警察から意気揚々と異動してきた若い刑事。

アメリカの警察機構のシステムわからないので採用がどうなってるのかわからないんですけど、

異動しようと思うと、一旦前の警察署辞めてから再雇用って感じなんですかね?

あ、でも日本もそうか。地方警察って地方公務員か。全国区は警視庁ですもんね。

まいいか。

このモーガン・フリーマンと、野心家でチャラいのに、どこか憎めないブラピとの関係が絶妙に良かった。

 

犯行はめちゃくちゃ凝っててグロいんですけど、ここは監督のこだわり全開って感じです。

でも、犯人はアッサリ身バレ。

そんなにも!?って思いました。

いいの?ってw

FBIが市民の読書傾向の情報集めてるってホントか嘘かわかりませんけど、

ネット社会の今ならやってるだろうなと思いました。

あ、そうそう、30年前の映画なのでオフィスのデスクにパソコンが殆どないのが新鮮でした。

で、

これからヤツを血眼で探すぜってところで

突然自首してきたケビン・スペイシーですよ。

そして、刑事二人に連れられて、最後の現場に案内しながら

車の後部座席で静かに話すケビンの口調がもう不気味で不気味で。

この映画の面白さは、この三人三様のキャラづくりが肝だと思いました。

あ、あとこだわりの不気味演出とか舞台ですね。

 

あとね、

30年前に映画見た時は、モーガン・フリーマンが見た、ラストの箱の中身を一瞬だけ映してた気がするんです。

でも、配信のにはなかったですね。

私の記憶違いなのかなぁ??

覚えてる方いないですかね。