退院記念に久々にブログを。

 

 

 

 

 

七月の頭に大腸がんとか言われて近所のクリニックから柏のがんセンターに転院し、

八月に手術したんですけど、自分でも意外なほど病名によるショックとか動揺というのは一切なくて、ちょっとびっくりしただけでした。

あらやだ私でもがんになるのねえ、みたいな。

まぁ、歳も歳ですしね。

それ以上は何もなかったです。

でも、

実は辛かった。

なにがって、入院したその日から一週間続いた絶食が。

いやこれ聞いてなくて、せいぜい手術前日か後日の一日ぐらいはあるかと思ったんですけど、一週間て……( ゚д゚)

一週間栄養点滴だけで生きていけるのかと言われれば、生きていけるんですねえ。人って。

すごいぞ、栄養点滴。

でも実は、食事の時間に出されるジュースがあって

毎食これなんですけど↓

アイソカルクリア ピーチ風味 栄養ドリンク

意外に美味いんです。

ちゃんと美味いんですけど、他に水分以外何も口にしないとその美味さがだんだん気持ち悪くなってくるんですね。

最後はそのジュースどころか水分摂る気にもならなくて

ホントに口を濯ぐ以外は何も口にしなくなって

気持ちまでもがどんどん塞いでくるんですね。

晩御飯なにしようって考えても意味ないんですもん。

すごく寂しいんですこれ。

あんまりおやつとか口にするタイプでもないんですけど

たぶん、自分が思っている以上に人って一日中飲み食いしてるんだなって思いました。

食べることってホントに大事!!

 

自分の病気を盲腸に毛が生えた程度としか思っていない私でしたので

最初は退院するまで家族に言わなくてもいいかなぁとか漠然と考えてたんですけど、

さすがにそうはいかなくて、物理的に全部自分一人でやり切るのには無理がある。

手術には身内の同意書とかも必要でしたしね。

でも、

頼りになる近所住まいの三女が二人目を早産しかかっていて

三週間ぐらい絶対安静の入院で、病気ではないので安静が保てればそこは安心なんですがまったく動けない。

そこで次女の登場となるわけですが、この子はメイク・アップアーチストの都内住みで、

仕事の現場によっては絶対に抜けられないしすぐに連絡が取れない場合もある。

地方や海外出張もよくありますしね。

そんな合間を縫いながら、すごく頑張って私の送り迎えや病院対応もしてくれたんですが、

肝心の手術日の日だけとあるバラエティ番組の収録でどーしても外せない。

そこで私たちの口から揃って出てくるのが「Rだな」の名前。

次女の幼馴染です。

三女の娘婿じゃないんですw

この子の場合、過去色々あって、私の四人目の娘みたいな交流があって、

状況的にも一番無理なく動けそうな状態だったもんですから、

私と娘たちの間にも迷いがないという。

ただ、他の人に説明するのが面倒w

でもこの場合、しょうがないっていうので病院側にも納得してもらって、

このRが私の手術当日に付き添ってくれた。

でも、次女も番組収録が終わって速攻で駆けつけてくれたので、医師との面会に間に合ったんですよ。

ただ、

この前後のスケジュールが移動も含めて非常にタイトだったらしく、

娘の疲れを心配した最近親しくなった友人が、都内からの移動に車の運転買って出てくれて、娘載せて一緒に来てくれたんですね。

もちろん、私は全くの初対面です。

そして、実はとある人気アーチストのドラム叩いている女の子で、

そんなバタバタなノリの中、気づくと術後の医師の説明、娘とRとその子の三人で並んで聞いてたそうですwwww

そんなことってある⁉wwww

全然知らないおばさんの、大腸がんの術後説明ですよ。

あとから聞いてさすがに爆笑してしまいました。

でも、

RもSさんも娘も本当にありがとう。

ご迷惑おかけしました!m(__)m

 

その後は順調で、あまりにも元気で看護師にも放置され気味で、

ノーパソ持って行ったのが大正解で、ずっとベッドでNetflixとかYouTube観てました。

ブラブラ色んなもの身体からぶら下がっているのと、傷跡が痛むのを除けば

ほぼ家にいるのと同じ暮らしぶり…というか、なんなら快適だったかもしれない。

娘たちの、同部屋の方々の生活音とか結構ストレスだよ~と脅されておりましたが、

全然気になるタイプじゃなかったみたいです。私。

病院食はどの角度からどう見ても不味いに違いないんですが

一週間絶食後の身には、具ナシの味噌汁でも沁みました。

そして、順次身体から針や点滴が抜ければスッキリ退院です。

 

退院後もしばらくは食事調整しないとダメですが、まぁ、いい経験しました。

十年前、娘を見送ったあの一年に比べれば自分のがんなど何ほどのこともない。

一生分の絶望はすでに終わっているってことで。