★★★☆☆

あらすじ

ある日突然、幼い娘が行方不明になってしまった夫婦と、その周囲の人々との人間模様。

 

みどころ

石原さとみの体当たり演技。

 

監督は「空白」や「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔ですね。

なんでしょうか、吉田監督、辛い人の叫び描くの好きですね。

「空白」好きでした。

ある日突然子供がいなくなった夫婦の日常なんかもう、見ていられないです。辛すぎて。

その日から時間ではなく、人生が凍り付いちゃうんですね。

事件なのか事故なのか、どこかで生きているのか死んでいるのか。

こんなキツイ中途半端ってあります?

これならいっそのこと、死んでると言われた方がまだ救いがあるというか。

日常生活も、周囲の人々との関係も、どこも前に進めないんです。

石原さとみの体当たり演技がすごすぎて辛い。

そんなすごい石原さとみの八つ当たり、

一身に受け止める夫役の青木崇高と、

弟役の森勇作君見てるのがめっちゃ辛い。

そして、地方テレビ局の記者役の中村倫也も辛かった。

 

なんちゅうか、全方向で辛い。

そんな作品。