最初に今日午前中に見た「怪物の木こり」
★★★☆☆
あらすじ
サイコパスを狙う不気味な怪物の木こりVSサイコパス
みどころ
作中モチーフになっている絵本。
絵本をモチーフにした作品で印象的なのは浦沢直樹の「MONSTER」ですかねえ。
マンガなんですけど、これは抜群に面白かったです。
MONSTERもサイコパスをモチーフにした作品ですが、テイストとしては同じですかね。
でも、深みがないんですよねえ。
タイトルがすごくいいので期待したんですが、
脳チップが埋め込まれた人工サイコパスがわんさか出てきて殺し合いってそれだけじゃ面白くないですよ。
サイコパスって別にシリアルキラーばっかりじゃないし、
ごく普通に犯罪犯さず生きている人もたくさんいます。
こんだけサイコパス描きたかったのなら、なぜもっと多彩なサイコを描かなかったのか。
そこんところを小一時間ほど聞きたいです。
残念。
そしてもう一本はSF映画の「アトラス」
★★★★☆
あらすじ
ひねくれ者のデータアナリスト(ジェニファー・ロペス)アトラスが、人類に反逆してどこかの惑星に逃げ、それでも虎視眈々と人類の滅亡をたくらむAIと戦う話。
みどころ
アトラスが乗り込むロボ。VFX。
まぁ、ターミネータですよ。人類に敵対する人工知能ですよ。
そういう意味では王道なんですけど、
この映画の今まで見たことがないところは、
味方のAI(ロボ)をしっかり真ん中に据えて、主人公との絆を描いているところで、
暴走するAIもいりゃあ、人類にちゃんと寄り添おうとするAIがいてもいいよね。そうよねって思いました。
そして、意外に深く掘り下げてある脚本で、
死生観とか、この先の人類の進化は、AIとともに融合しながら歩んでいくんじゃない?って思わせてくれたんですよね。
なんだろう、新しい恋愛観まで作れていたんじゃないでしょうか。
あ、そしたら、AIの方がよすぎてやっぱり人類滅亡だわ。考えてみれば。
少し前に観た「クリエイター」では、情報過多でポリコレやりすぎて、世界観が散漫になっちゃって非常に見にくかったんですが、
この作品は非常に見やすいしわかりやすかったです。
あと、これだけAIが進化していれば、今までとはアクションの作り方変えないと変だよねって思ってたんですが、
主人公が乗り込む宇宙服代わりのロボが抜群に良くてですね、
このロボ(スミス)のお陰で、アクションがすごく説得力ありました。
期待してなかっただけに、よかったですよ。アトラス。
スミスほしいです。私も。