★★★★☆
あらすじ
生きるのがつらい人が、それぞれがどうやってその気持ちと折り合いをつけていこうとするのかという話。
みどころ
描きすぎず語らせすぎない絶妙のバランス感覚。
何気に豪華演技派俳優陣。
まぁ、生きてるのがつらい人はどこにでもいますよ。
それでも生きなければならないのなら、どうやって日々過ごしてゆくのかは本当に人それぞれで、難しいテーマをなんとか描こうとしていたのは好感が持てました。
この映画が響くか響かないかも人それぞれな気がします。
なんというか、ファンタジックな変人だけどいい人が出てきて、わーっと辛い人(大体主人公)に群がっていいお話にしちゃうのが私はあんまり好きじゃないというか、
でも、採れたてのキュウリ食ってその美味さに沁みるとか
塩辛の壺にお骨入れちゃうとか、
電話相談のおばちゃんが話してた逸話みたいのを、
思ってもない人がいきなり語りだすとか、
自分語りしようとして、やっぱ気が変わって「ウソウソ」とか言って、
結局作中まったく語らないとか、
そういうの好きでした。
お骨食っちゃう逸話は、むかーしみた「鬼龍院花子の生涯」で夏目雅子がやってたのが今までで一番インパクトあったかな。
まぁ、初めて見たからか。若かったし。