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DC探検隊

DCの気になる情報満載(嘘)

【ミシガン州予備選挙】

 

3月10日にラストベルトの一つであるミシガン州で予備選挙があります。

基礎情報を確認した上で有権者が考えそうな、

・候補者の主張

・トランプに勝てるのか(これは引き続きます)

の2点でみていきたいと思います。

 

まず、ミシガン州とはどんなところなのかから。

 

【ミシガン州の基礎情報】

▼産業 自動車産業(デトロイト等)であまりにも有名

▼人種構成 白人約80%、黒人約15%

▼宗教 福音派プロテスタント18%’https://en.wikipedia.org/wiki/Michigan#Population

 

年別、州別世帯収入

 

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

ミシガン州

$56,274

$56,521

$54,467

$53,017

$50,979

全米平均

$63,179

$60,336

$57,617

$55,775

$53,657

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_U.S._states_and_territories_by_income

 

失業率

 

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

ミシガン州

4.1%

4.6%

5.0%

5.4%

7.2%

全米平均

3.9%

4.4%

4.9%

5.3%

6.2%

https://www.statista.com/statistics/189438/unemployment-rate-in-michigan-since-1992/

 

近年、世帯収入や失業率は堅調に改善されています。

トランプが大統領になったことが理由になっている訳ではなさそうです。


 

【候補者の主張】

 

▼ジョー・バイデン

【民主主義(信頼)の奪還(と言うか特にないような・・・)】

オバマケア、パリ協定再締結、学生ローン一部負担、銃規制。

 

▼バーニー・サンダース

【政治革命】

公立大の学費無償化、173兆円の学生ローンの債務免除(アメリカの国家予算は約500兆円)、国民皆保険(イエール大曰く効率的になると)などなど。。。(先述の通り)


 

【考えた方の確認】

 

▼ 医療保険制度 

サンダース:皆保険 

バイデン:オバマケアの改善 

 

▼ 気候変動 

グリーンニューデイール:両者支持

 

▼ 所得格差 

サンダース:富裕層への増税し、新たな社会福祉プログラムの創設 

バイデン:公表無し

 

▼ 人工妊娠中絶 

人工中絶支持で国から援助:両者支持

 

▼ 移民問題 

DACA(幼児不法入国者送還猶予措置)を支持し、市民権を与える:両者支持

 

▼ 銃乱射事件 

銃規制:両者支持

https://www.theguardian.com/us-news/ng-interactive/2019/jun/13/2020-election-issues-democrats-policies-climate-change-abortion-immigration-healthcare-where-candidates-stand

https://www.politico.com/2020-election/candidates-views-on-the-issues/

 

決定的な違いは、医療保険制度と学費、学生ローンの考えた方。バイデンが中道派と言われるのがわかります。


 

では、民主党の候補者が2人に絞られたことで、ミシガン州の人たちは11月の大統領選挙を見据えて、トランプ、バイデン、サンダースの3人のうち誰を支持するのでしょうか。


 

【トランプ大統領がミシガン州を訪れた回数】

 

トランプが今までミシガン州を訪れたのは、

 

▼2016年大統領選挙

2015年12月21日 Grand Rapids

2016年 3月 4日 Warren

2016年 3月 4日 Cadillac

2016年 8月19日 Dimondale

2016年 9月30日 Novi

2016年10月31日 Grand Rapids

2016年10月31日 Warren

2016年11月 6日 Sterling Heights

2016年11月 7日 Grand Rapids

 

▼サンキューツアー

2016年12月 9日 Grand Rapids

 

▼中間選挙

2018年 4月28日 Washington Township

 

▼2020大統領選挙

2019年 3月28日 Grand Rapids

2019年12月18日 Battle Creek

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_rallies_for_the_2016_Donald_Trump_presidential_campaign

 

他にもいくつかあるようですが、Wikiに載っているだけで13回。

ミシガン州は現職大統領にとって重要な州だけあり、足しげく通っていルわけです。

特にGrand Rapidsには5回足を運んでいます。

 

そんな中、予備選挙を翌日に控えた今日、グランドラピッズの市長らがバイデン支持を表明。ミシガン州の州都でもあるランシングの市長も支持を表明しました。

https://www.wzzm13.com/article/news/politics/elections/michgan-leaders-endorse-joe-biden-for-president/69-59693b44-81e3-4a19-af06-aaf54a5a4237

 

その上で、トランプとの対決はどのように予想されるのでしょうか。

 

リアルクリアポリティクス(あまりあてになりませんが)は、

バイデン > サンダース > トランプ

の順のようです。

https://www.realclearpolitics.com/epolls/latest_polls/president/

 

まずは、明日、バイデン、サンダースどちらが選ばれるか見てみましょう。

引き続き

1、予備選挙で民主党から誰が選ばれるのか

2、ラストベルトの有権者はトランプを選ぶのか

3、隠れトランプファンは今回もトランプを選ぶのか

4、黒人票の行方は

の4つの視点でアメリカ大統領選挙を見ていきたいと思います。

 

まずは、

 

【スーパーチューズデーのおさらい】

 

スーパーチューズデーでは、民主党候補が実質2人に絞られました。

ジョー・バイデンとバーニー・サンダース

 

バイデンが一夜にしてもっとも支持される候補者になったのはいくつかの理由がありますが、興味深いのはオバマの説得工作。

https://www.nytimes.com/2020/03/01/us/politics/pete-buttigieg-drops-out.html

ブティジェッジは、スーパーチューズデーの2日前に当たる3月1日の夜にバイデンとオバマと話し、バイデンがブティジェッジの支持を求め、また、オバマは「大きな影響力の一番いい使い方を考えるべき」と伝えたそうです(ニューヨークタイムズ)。

 

ブティジェッジとクロブシャーがスーパーチューズデー前に撤退し、バイデンを支持。その結果、バイデンを押し上げ、サンダースの独走を食い止めた形となりました。と言うかそれが狙いだったのでしょうが。

 

ウォーレンとブルームバーグは極端に振るわず、スーパーチューズデー後に撤退宣言。

 

アメリカ国民の民意を受けてバイデンが首位に立っている訳ではなく、スーパーチューズデー前に撤退工作をし、国民の選択肢を減らした上での結果であることに、何やら政治ゲーム(民主党内での反サンダース派対策)を感じざるを得ませんが、その力も民主主義の一つなのかもしれません。

 

ちなみに、民主・共和両党の投票率(カッコは2016年)ですが、

カリフォルニア州 21.5%(34.0%)

テキサス州 22.0%(24.7%)

でした。

http://www.electproject.org/2020p

【カリフォルニア州とテキサス州で誰が勝つか】

 

ステレオタイプ的に予想すると、

カリフォルニア州は革新的なので、普通に考えてサンダースかウォーレン、

テキサス州は保守系なので、中道のバイデンか、ブルームバーグ、

と何となく思ってしまいますが。。。

 

ただ、テキサス州は近年民主党化が進んでいます。

 

その理由と思われるのは、比較的安い住宅費と州税と法人税が無料であること。そして、カリフォルニアからの住民の移住や企業の移転が増えています。その結果、比較的手厚い公共サービスを受けることができるカリフォルニアの影響を受け、高税金・高福祉の風潮が広がりつつある可能性があります。

https://www.dallasnews.com/business/real-estate/2019/12/10/almost-700000-californians-moved-out-of-state-last-year/

https://www.virtualcpaforyou.com/comparestatetaxrates

 

その兆候は、上院議員選挙でベト・オルークが、わずか2.6点差で負けました。これは共和党の牙城を崩しつつあることからブルーウエーブと言われています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Politics_of_Texas

 

そんなテキサス州でのRealClearPoliticsの予想は。。。

① サンダース

② バイデン(ブティジェッジとクロブシャーの票が流れると予想)

③ ウォーレン

の順です。

https://www.realclearpolitics.com/epolls/latest_polls/president/

 

ただ、予想はあくまでも予想。(アンケートとでも言いましょうか)

実際、トランプvsヒラリー戦の際はまんまと外していました。

スーパーチューズデーは、あくまで各政党の代表指名争いではありますが。

 

ちなみにテキサス州における各候補者の空中戦(テレビ広告)はどうなっているのでしょうか。

① ブルームバーグ $38.4M

② サンダース $2.89M

③ ウォーレン $88K

https://projects.fivethirtyeight.com/2020-campaign-ads/#market=tx

 

ブルームバーグの勝利!となるのでしょうか。

 

他にも、ネット広告での戦いもあります。

https://infogram.com/5efcfc09-d1bc-400b-b49a-63a96cb0a726

 

地上戦(お宅訪問)がどの程度行われているのかによっても左右されますが、テキサス州が誰を選ぶのか興味津々です。