昨日、アメリカのオーディション番組『アメリカンアイドル』の決勝を見ていたら、五年前の優勝者、キャリー・アンダーウッドが、優勝のときとはうってかわったスレンダーな姿で登場していました。

ああ体重をキープしているなあと彼女をずっと(勝手に・笑)見てきている私は、ちょっとグッときました。

というのは、オーディション番組で優勝するまでの一年前後にわたる試練のあいだに、彼女は9㎏くらい太ってしまい、優勝後、仕事が殺到するなか、粛々とダイエットを続けて結果を出したひとだからです。

太った原因は、彼女のことばによると、オーディションのストレスと、ツアー中のカフェテリア独特の食事ばかりがつづくこと、待っているあいだじっとしているばかりでからだを動かすことをおもいつけずに過ごしていたことなどなど。

いわゆるセレブ的なパーソナルトレイナーをつけるまえ、突然有名になった時期に毎日毎日、移動の先々、どこにでもノートを持ち歩き、食べたものの日記を彼女はつけていたとインタビューで語っています。しかも忘れないように、かならず食べた直後に記録していたそうです。

そう、彼女は有名人には珍しく、レコーディングダイエットの成功者なのです。

日本のレコーディングダイエットはアメリカにもありました。
フードダイアリーと呼ばれて、食事療法の分野では、その科学的根拠は立証されてはいないものの、成果をあげてきていました。かなり大規模な実験でやはりレコーディングは効果をあげ、脳の記憶にかかわる海馬を事故で失ったひとが食欲をコントロールしにくいことなどとあわせて、記憶と食欲のあいだに深い関係があるため、食事の記録をつけることは減量に効果あるのでないかと研究者たちは推測しています。そして、キャリーさんがやっていたように、食べた食後に記録すると、次の食事までの食欲がより抑えられる調査結果もあります(詳しくはこちら)。

セレブになると、あの手この手でダイエットをはじめますが、彼女は有名になった直後のバタバタの時期だったのでレコーディングダイエットを採用したのかもしれません。

でも、ツアーの最中でもきっちり記録だけはつけ、ラベルがあればそれを読み、なければネットのカロリー計算サイトで調べ(カロリーキングというそのサイトはこちら。日本にも同様なサイトがあります→こちら)、ああこんなに食べていたらやっぱり太るはずだと自省するあたり、「レコーディングダイエット」の創始者、岡田さんとそっくりです。

彼女は記録をつけ、それをカロリーデータと参照するうちに、いったい私はどれだけ食べてるんだ!と呆れて、小さなプラスの積み重ねが結果どれほどのカロリーを身体にいれているかに気づいたそうです。夜ごはんの前にはその日いちにち食べたものとカロリーを考えて、食べる量を調整していたとのこと、いろいろな面で成功する要素を持ったやり方ですね。

彼女はもともとピザ狂で、ことピザに関しては自分をまったくコントロールできていなかったと、当時を振り返っています。

で、彼女、ピザは食べ続けるのですが、チーズを無脂肪か低脂肪にして、野菜をたっぷり乗せるものに換えます。好きだった甘い飲み物もやめ、ダイエットコークもやめ、お茶に換えています。

痩せた痩せたといわれると、「アメリカンアイドル前の体重に戻っただけよ」と彼女は発言していますが、インタビューをいろいろみいてると、以前とはぜんぜん違う栄養の取り方をしていて、それがプラスになっているのは間違いないとおもいます。
そして彼女の現在のモットーは、「何よりも健康を最優先すること」だとのこと。

彼女が、2006年と2008年にアメリカ国歌を歌ったときのようすがYouTubeにあがっていて、どちらも私はすきなのですが、顔の輪郭にはずいぶん変動があります。興味あるかたは聴き比べてください。
私はこれをきいて、アメリカ国歌が好きになりました。

2006年のキャリーアンダーウッド

2008年のキャリー・アンダーウッド