1年ほど前に本のスキャンをしてくれるサービスを使って、30冊ほどの本を電子化しました。
すべてiPadに入れていましたが、なかなか快適に使えていました。
段ボール1個で20㎏以上あったものがiPadに全部入ることは非常に楽ですし、さらに次の段ボールに入る本もiPadにはいくらでも入ります。
本の電子化は非常に便利です。
ただ注意点があるので、そのことを書きます。
1、本に線を引いて読めない
リアルの本は気になったところにマーカーで線を引いたり、付箋をつけてページに目印をつけることができます。電子化したばあい、それらはできるのでしょうが、やはり実際の本にたくさん書き込んで、が手になじんていく感覚はほとんど感じられません。
また、リアルな本の場合、本が存在していることで、ふと本からヒントを得ることもありますが、電子化すると、基本それを見ようとしなければ目に入ることはほとんどありません。やはり実物が実生活で見えなくなることが注意点だと思います。
2、読むまでにプロセスが多い
リアルの本は開ければすぐに読めますが、電子化した本はiPadなどの端末のスイッチを入れる必要がある。フォルダを見ることやアプリを起動して本を呼び出さなければ本を読めないという面倒さがあります。やはり小さな文庫本をさっととりだして読むことは実物の本の方が気軽さは勝と思います。何より端末はバッテリーがなくなれば読めず、絶えず充電しておかなければならないというというハンディーもあります。
3、データをなくさない管理が必要
家族がiPadを使いたいと言ったときに、私はあまり使ってなかったiPadを初期化して家族に譲りました。そのあと、はたと気づきました。iPadにはいっている電子化した本のデータのバックアップをとっていなかったのです。本スキャンのサービスは大きいデータは店頭サービスでは直でiPadにいれてくれるものがあります。また遠方で作業しギガファイル便などでデータのみの納品となる場合もあります。いずれにしてもかなり大きなデータをうけとることになりますが、バックアップしておかなければ、それらのデータがなくなったときに一瞬ですべてが消えるということが起こりえます。しばらく読んでいない本でも簡単に消えてしまわないようにバックアップは必須です。
というわけで、今回は本を自分が読むものとして電子化することのメリットと注意点を書きました。
電子化してローカルにしかデータが残らない場合は必ずバックアップするようにしましょう。