祖父との想い出
生前、祖父がホームに入った際に、歌の時間をとても楽しんでいると聞いて
母に祖父がよくくちづさんでたり、好きそうな歌を選んでブックを作ったんです。
その1ページ目がこれ!
アメリカの国歌です。
えっ?なんでいきなり外国の国歌なの?と思われますよね。
でも学生時代を、そして人生の1/3をアメリカで過ごした祖父にとって
アメリカの国歌は青春の思い出であり、アイデンティティの源だったんです。
ですから私にもよく歌ってくれたアメリカの国歌が最初です。
因みに学生時代、日米間の関係が悪くなった折、日本人ということで祖父は
アメリカ政府に拘留されたことがあるそうです。でもその際にボストンのアメリカ人の
友人達が
「彼は日本人だけど、私達の仲間だから釈放してほしい」
と嘆願してくださって、戦争が始まる前に日本に帰ってくることが出来ました。
(その帰国がなければ私はいなかったかもしれません)
なので政治とかそういう意味で日米間の問題はいろいろとあるわけですが
我が家にとってアメリカは友人なわけです。
そんなこともあって私の代になってアメリカ政府の仕事を、それも図らずも
させていただくことになった際はご縁というものの不思議に驚いたものです。
そして私の中でだけですが祖父の命を助けてくれたアメリカへの恩返しという
気持ちをもって実はその仕事をしていたところがありました。
因みに我が家は祖母にいたっては、アメリカ生まれのアメリカ育ち。
ということで私にとってアメリカというのは素晴らしい教育を貰った国であると
同時に祖父と祖母の故郷であり、日本と同じようにために成りたい国なんです。
とまぁ、そんな祖父との想い出がいっぱいのこの歌本。
改めて見てみると祖父らしさがたくさん詰まっています。
例えば祖父は柔道が得意でした。
ということで・・・
背比べなんだけど、なぜか私、柔道のシールを選んでます(笑
それからクリスマス。これは本当に想い出深い祖父と祖母との想い出で
大人になってどんなご馳走を食べても、祖母が焼いてくれたターキーの味が
私にとって最高のクリスマスのご馳走です。
そして・・・
祖父は日本のことも大好きでした。そして富士山が大好きで、毎朝、
部屋の窓から見る富士山が大好きだったので、最後は君が代です。
実は私が通っていた幼稚園では毎朝、君が代を歌うことがひとつの習慣でした。
ですから私にとって君が代は自ずと自分の中にあるものという感じでそこに
政治色とか思想とか、どうしてそうなってしまうの?という存在なのですが、ただ
他に何もないのであれば、他の何かが用意されるのでない限り、日本人として
歌えた方がいいものではないかと思っています。
特に最近よくラグビーの国際試合を見にいくのですが試合前の国歌斉唱の
際、相手側の選手達は本当に大きな声で自国の国歌を歌っています。そこに
その国の民である誇りを感じることもしばしばです。
それと日本人にはひとつ解ってもらいたいことが私にはあります。
それは私達が物凄く守られ、そして世界で類稀な権利を有せている国民だという
ことです。
その証拠が国交の多さです。それだけジャパンパスポートというのは価値の高い
パスポートなんです。そしてよっぽどのことがなければ私達は皆に平等な手続きを
ふめさえすればそのパスポートを手にすることを許される国に生きているわけです。
それってあまりに当たり前すぎてそんなに価値を感じないかもしれませんが
グローバルに考えたらものすごく恵まれていること。だから特別なことはしなくても
いいけど、自分達が持ちえている享受を大事にしてほしいなと。
ところで最後に一個、祖父の自慢をさせてください。実は私の祖父はかなり天然で
(血は水より濃いかも
)母などはそれでうんざりということもあったみたいなのですが
私が物凄く素敵♪って思っていたことがあって、それはずっと、ずっと祖母に恋していた
ことなんです。
母曰く、祖母というのは(いまも健在ですが)「記憶にある限り、キレイなか素敵な以外の
形容詞を聞いたことがない」という女性です。私自身、大好きでとても憧れの女性でも
あります。
ということで祖父はホームに遊びに来た祖母を一緒に入居しているお友達にいつも
「うちのおくさん、きれいでしょ」
「うちのおくさん、すてきでしょ」
といって紹介していました。天然な上にちょい?半分?ボケも手伝ってはっきりいって
リピートです(笑)祖母も半分、苦笑。みんなもわかったから(笑)という感じですが(笑)
でも自分がおばあちゃんになっても旦那さんにそんな風にいってもらえたら幸せだと
思いません?
ということで祖母はもちろん憧れの女性道なんですけど、祖父はある意味、理想の男性の
1人なんです。
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母に祖父がよくくちづさんでたり、好きそうな歌を選んでブックを作ったんです。
その1ページ目がこれ!
アメリカの国歌です。
えっ?なんでいきなり外国の国歌なの?と思われますよね。
でも学生時代を、そして人生の1/3をアメリカで過ごした祖父にとって
アメリカの国歌は青春の思い出であり、アイデンティティの源だったんです。
ですから私にもよく歌ってくれたアメリカの国歌が最初です。
因みに学生時代、日米間の関係が悪くなった折、日本人ということで祖父は
アメリカ政府に拘留されたことがあるそうです。でもその際にボストンのアメリカ人の
友人達が
「彼は日本人だけど、私達の仲間だから釈放してほしい」
と嘆願してくださって、戦争が始まる前に日本に帰ってくることが出来ました。
(その帰国がなければ私はいなかったかもしれません)
なので政治とかそういう意味で日米間の問題はいろいろとあるわけですが
我が家にとってアメリカは友人なわけです。
そんなこともあって私の代になってアメリカ政府の仕事を、それも図らずも
させていただくことになった際はご縁というものの不思議に驚いたものです。
そして私の中でだけですが祖父の命を助けてくれたアメリカへの恩返しという
気持ちをもって実はその仕事をしていたところがありました。
因みに我が家は祖母にいたっては、アメリカ生まれのアメリカ育ち。
ということで私にとってアメリカというのは素晴らしい教育を貰った国であると
同時に祖父と祖母の故郷であり、日本と同じようにために成りたい国なんです。
とまぁ、そんな祖父との想い出がいっぱいのこの歌本。
改めて見てみると祖父らしさがたくさん詰まっています。
例えば祖父は柔道が得意でした。
ということで・・・
それからクリスマス。これは本当に想い出深い祖父と祖母との想い出で
大人になってどんなご馳走を食べても、祖母が焼いてくれたターキーの味が
私にとって最高のクリスマスのご馳走です。
そして・・・
祖父は日本のことも大好きでした。そして富士山が大好きで、毎朝、
部屋の窓から見る富士山が大好きだったので、最後は君が代です。
実は私が通っていた幼稚園では毎朝、君が代を歌うことがひとつの習慣でした。
ですから私にとって君が代は自ずと自分の中にあるものという感じでそこに
政治色とか思想とか、どうしてそうなってしまうの?という存在なのですが、ただ
他に何もないのであれば、他の何かが用意されるのでない限り、日本人として
歌えた方がいいものではないかと思っています。
特に最近よくラグビーの国際試合を見にいくのですが試合前の国歌斉唱の
際、相手側の選手達は本当に大きな声で自国の国歌を歌っています。そこに
その国の民である誇りを感じることもしばしばです。
それと日本人にはひとつ解ってもらいたいことが私にはあります。
それは私達が物凄く守られ、そして世界で類稀な権利を有せている国民だという
ことです。
その証拠が国交の多さです。それだけジャパンパスポートというのは価値の高い
パスポートなんです。そしてよっぽどのことがなければ私達は皆に平等な手続きを
ふめさえすればそのパスポートを手にすることを許される国に生きているわけです。
それってあまりに当たり前すぎてそんなに価値を感じないかもしれませんが
グローバルに考えたらものすごく恵まれていること。だから特別なことはしなくても
いいけど、自分達が持ちえている享受を大事にしてほしいなと。
ところで最後に一個、祖父の自慢をさせてください。実は私の祖父はかなり天然で
(血は水より濃いかも
)母などはそれでうんざりということもあったみたいなのですが私が物凄く素敵♪って思っていたことがあって、それはずっと、ずっと祖母に恋していた
ことなんです。
母曰く、祖母というのは(いまも健在ですが)「記憶にある限り、キレイなか素敵な以外の
形容詞を聞いたことがない」という女性です。私自身、大好きでとても憧れの女性でも
あります。
ということで祖父はホームに遊びに来た祖母を一緒に入居しているお友達にいつも
「うちのおくさん、きれいでしょ」
「うちのおくさん、すてきでしょ」
といって紹介していました。天然な上にちょい?半分?ボケも手伝ってはっきりいって
リピートです(笑)祖母も半分、苦笑。みんなもわかったから(笑)という感じですが(笑)
でも自分がおばあちゃんになっても旦那さんにそんな風にいってもらえたら幸せだと
思いません?
ということで祖母はもちろん憧れの女性道なんですけど、祖父はある意味、理想の男性の
1人なんです。
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