よく相談事を受けます。
ずっと抱えて来た悩みや葛藤を「告白」「吐露する」かたちも含め。
いったん吐き出すと、すっとラクになること、ありますね。
私も。
想像以上の内容の場合もあるけれど、動揺することはありません。そっか、そっか、と、深い話に触れたとき、私たちニンゲンのジンセイって何だろう、何を意味しているのだろうと考えさせれらます。
乗り越えられない試練などない。
乗り越えられることしか起こらない。等、よく聞くフレーズ。
おおよそ納得、しています。
妊娠、出産時は、特に、同じ境遇同士で、話しも広がります。
(妊娠、出産、子育ては必ずしもhappyなことばかりでない様々な葛藤が共存しています)
先日出会った妊婦さん(2子目妊娠中、上のお子さんは2歳)は、
「仕事を続けたかったのに、辞めちゃった。」とボソッと。
「何かあった?」と聞いたら、
「幼稚園で働いていたけれど、園長から、”産後2か月で復帰できないなら席はない”と言われた。2か月で復帰って!事実上、辞めろってことだから。」と。
ひー・・・
これ、パワハラ? ハラスメントですね。
せっかく「働きたい」という経験豊富な幼稚園先生を、辞職に追い込む発言をする上司が、いる。!(いや、むしろ、変な話、報道等でこの手の話しはよく見聞きしていたこと。。。なのだけど、でも、実際に目の前の人からナマに聞いてショック)
「きっと、ごねてごねて、ごねまくったら、どうにかなったかも。でもそんなエネルギーは私には無かったのよ...」と自分を少し責めている様子でもありました。
こんな社会でいいのだろうか。
いったい、私たちの社会はどこに向かっているのだろう〜
女性の活躍を叫びつつ、女性に厳しい社会、
いや男性にも囚われがいっぱいで厳しい社会。
希望する子どもの数と実際に乖離があり、
女性しか子どもを産めないのに、
その女性に葛藤が渦巻く社会。
別の友人からは、フルタイムの仕事と並行して不妊治療に出向いていた際、先生から「仕事と両立して不妊治療はできないから。で、どっちにするの。」と冷たく言われて本当につらかったと涙していました。
もはや、オトコ、オンナを超えて、
子どもをもつ、もたない、を超えて、
人として、人との接し方、表現の仕方、にも問題あり!
(2.8ブログ:これからのオトコ社会(性別を超えて))
目先(例えば利益や効率)のこと、自分(組織)のこと、ばかりに注目して、全体を、社会を、どうしたいのかと考え話し行動する余裕がまったくの後回しになっている...危機感。
今は転機。きっと、転換点。
表面化してきたこれまでの(隠されてきた)問題課題、見て見ぬふりしてきた事柄に声があがってきた時代。この機を逃してはならない時期、なんだと感じます。
