大事だったSex 事情 その2 | 灰色の街から

灰色の街から

九ヶ月間が曇り空。この街を愛して住んで、十五年を超えた。
ほぼ酔っ払ってる時間につぶやきを書いてます。

同じベッドで、今も寝ている。

ただし、SEXも、ハグもキスもない関係。

キングサイズのベッドなので

お互い背を向けあって眠る。

 

実は他にも三室の空きベッドルームとベッドがある。

子供たちの部屋だった二部屋とゲストルーム。

そして、しばしばダル君が逃げ出すリビングのソファ。

 

連れ添った期間が長すぎたのか、

お互いにベッドも部屋も別にしようとしない。

 

それはともかく、

お互いのカウンセラーのアドバイスで

半年間、つらい日々が始まった。

 

私は

彼の浮気が実は本当に許せなく、心の底には怒りが渦巻いていた。

そして不満はたくさんあったことに気づき、

幸せだと思い込もうとしていた自分にショックを与えた。

 

一方のダル君は

壊れた夫婦関係を、指摘され

僕たちはどこに向かっているのだろうと、苦しみだした。

 

眠れない日々が続く。

 

私とダル君は記憶装置に違いがあることに気づいた日々でもある。

私の思い出と彼のそれとは合わない驚き。

 

彼の母親もそうだが

記憶は

彼らの都合よく塗り替えられ、悪者・・・というか

すべてが私の至らなさにすり替わっていた。

 

不毛な争い。

お互いにお互いの記憶の違いをどれだけ訴えても

お互いの記憶は変わらない。

 

ただ、浮気者、不倫者に共通するのは

自分のせいではなく

配偶者が悪いことにすり替え

わが身を反省はしないということ。