【4592 サンバイオ】は、結局、まったく下げ止まる気配を見せないまま、週末を迎えてしまいました。。。

1月29日(火)の終値11710円からスタートした今回の暴落は、すでに、ザラ場では5710円、夜間のPTS(私設取引)では3710円まで下落していますが、まだまだ膨大な売り注文が出て、ほとんど売買が成立していません。

11月2日のストップ高から始まって、3ヶ月に及んだ【4592 サンバイオ】の上昇ですが、まったく逃げ場が無いまま、11月1日の終値3685円の辺りまで下落し、上昇した分のすべてを吐き出してしまう勢いです。



2月4日(月)は、値幅制限が2倍に拡大されるため、ストップ安は3710円です。
もし、4日(月)のザラ場に売買が成立しなければ、夜間のPTSでは、ストップ安は2310円まで下がります。

1月29日(火)にはおよそ5822億円もあった時価総額も、3710円で寄り付けばおよそ1845億円、2310円で寄り付けばおよそ1149億円になります。
サンバイオ・ショックで、およそ4000億円もの資産が消えてしまった訳です。

ですが、さすがにそろそろ暴落もストップして、寄り付くと見ている人もいるようですね。

2月1日(金)には、午前中から4万株近い買い注文が出ていました。
お昼休みには、買い注文がさらに8万株ほど増えて、12万株まで増えました。

これは、もし寄り付いたら急反発すると予想して、乗り遅れないように早めに注文を入れていたのかもしれません。
もしくは、そうした反発狙いの買い方を呼び集めて、なるべく早く暴落を止めたい、と願う売り方が、誘い水の買い注文を入れていたのかもしれませんが。。。

いずれにせよ、2月1日(金)のうちには寄り付かず、買い注文もほとんど取り消されてしまいました。

1月30日(水)大引け  売り 1265万株  買い 21100株  8710円(ストップ安)
1月31日(木)大引け  売り 1190万株  買い 16400株  7210円(ストップ安)
2月 1日(金)大引け  売り 1130万株  買い 10500株  5710円(ストップ安)

※売り注文はおよその数です。

2月1日(金)の夜間のPTSでも、3710円のストップ安に45万株もの大量の売り注文が出て、まったく反発しそうにありませんでした。

ですが、これまでとは違って、買い注文もけっこう出て、24500株の売買が成立しました。

とはいえ、これは、「2月4日(月)には3710円より上で寄り付くだろう」と予想した、というよりも、これから何回かに分割して買い下がっていく逆張りトレーダーの、最初の試し玉ではないかと思います。
つまり、3710円で買った人たちも、もっと下がると思っていてもおかしくありません。

いずれにせよ、2月4日(月)には、1日(金)よりももっと大きな買い注文が出てきそうです。

もし、【4592 サンバイオ】が寄り付けば、オーバーシュートの反発を狙う短期トレーダーも殺到して、もの凄い値動きになりそうです。

 

 

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今回のサンバイオ・ショックで、大きな損失を出してしまった方もいると思います。

私は幸い、今回のサンバイオ・ショックには遭いませんでしたが、過去には、買った銘柄に悪材料が出て、ストップ安になり、大きな損失になったこともあります。

大きな損失を出してしまうと、どうしても、「何でこんな株を買ってしまったのか?」という後悔の念が出てくると思います。

もちろん、トレード手法が定まっていなかったり、資金管理ができていなかったのであれば、反省する必要があります。
ですが、もし、勝てるトレード手法があって、その通りに実践していたのであれば、この結果は受け入れるしかありません。

大損失は避けられない運命だったし、避ける必要も無いと、受け入れるのです。


とはいえ、しばらくは、「何でこんな株を買ってしまったのか?」という後悔で、頭がいっぱいだと思います。

そこで、まずは後悔の念に身を委ねて、「何でこんな株を買ってしまったのか?」をとことん考えてみて下さい。
その株を買った時に立ち戻って、もう一度、頭の中でトレードをやり直すのです。

すると、勝てるトレード手法があって、その通りに実践していたのであれば、もう一度やり直しても、同じ判断しかできず、損失は避けられないことが分かるはずです。

これを、自分が納得できるまで、何度も何度も繰り返します。
そうすることで、次第に、「避けられないのだから仕方が無い」と、受け入れられるようになります。


また、過去には、同じようなパターンで、利益を出したトレードもたくさんあったと思います。
それらのトレードをすべて思い出して、書き出してみて下さい。

すると、今回は大損失だったけれども、同じパターンのトレード結果をすべて合計すれば、トータルでは勝っていることが分かるはずです。

確かに、今回の大損失をもし避けられるのなら、トータルの利益もかなり大きくなるので、もったいない、とは感じるでしょう。
ですが、別に損失を避けなくても、自分のやっているトレード手法は勝てる手法であり、今後もこのまま続ければ良いのだ、と納得できると思います。


予想外の大きな損失は、メンタルに大きなダメージを与えます。

ですが、勝てるトレード手法があるのなら、これからも同じようにトレードをすれば、大丈夫です。
メンタルを回復させて、これからのトレードで最高のパフォーマンスを出すことを考えましょう。


とはいえ、どんなトレード手法にも改善の余地はあり、損失から学ぶことも多いでしょう。
メンタルが回復したら、勝てるトレード手法をさらに改善できないか、研究することも大切だと思います。

 

 

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サンバイオ・ショックが起きてから、いろいろな人が暴落した理由について解説をしてくれていますね。

 

【4592 サンバイオ】を買っていた方も、運よく暴落を逃れた方も、さらには、FXや仮想通貨のトレーダーにとっても、今回のサンバイオ・ショックからは、学ぶことがたくさんあります。

ただ、「そら見たことか!」「だから言ったのに・・・」「私には暴落すると分かっていましたよ~」みたいな論調は、ちょっと違うと思います。

「時価総額が6000億円なんて、異常に高すぎた」
「赤字の会社で、今期も赤字が拡大するのに」
「バイオで成功する会社なんてめったにない」
「1年半で株価が10倍になってるし、こんな高値圏で買うなんて」

なるほど、確かに、これらは危険なサインです。

リスクは高く、敢えて【4592 サンバイオ】には手を出さずに、今回のサンバイオ・ショックを逃れた方もいるでしょう。
それは素晴らしい判断だったと思います。


しかし、そうした解説を読んで、

「なるほど、これらの情報をちゃんと調べていれば、暴落に遭わずに済んだのか!」

と、勘違いしてはいけません。

確かに、【4592 サンバイオ】のリスクは高く、暴落に備えた対処は必要だったと思います。
しかし、知識さえあれば暴落を避けることができた、と思うのは誤りです。


今回の暴落から学ぶとしたら、

「どのような知識さえあれば暴落に遭わずに済むか」

ではなく、

「どのような知識があれば、暴落に遭う確率を減らせるか」

「どうすれば、暴落に遭った時に被害を抑えられるか」

なのです。


もし、知識さえあれば暴落を避けることができた、と勘違いしてしまったら、おそらく、時価総額が高すぎず、決算が黒字で、バイオではない分野で、まだ株価が10倍に達していない銘柄に、全財産をつぎ込んでしまうことでしょう。

そして、今回の【4592 サンバイオ】とはまったく別の理由で暴落が起きて、結局、全財産を失ってしまうことでしょう。


知識はとても大切です。
知識があれば、高いリスクに気づいて、暴落に備えることができます。

しかし、決して、知識さえあれば暴落を避けられる、と思ってはいけないのです。

 

 

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【4592 サンバイオ】の暴落が止まりませんね。。。

1月29日(火)の終値11710円から、すでに半値以下となっていますが、今日も朝から膨大な売り注文が出て、まったく寄り付きそうな気配がありません。
昨年11月の急騰の後に買った人は、全員が含み損という、とんでもない状況です。。。



膨大な売り注文は、3日目でもほとんど減る気配が無く、また、買い注文は、3日目でもほぼ皆無に近いです。

1月30日(水)前引け  売り 1245万株  買い 29500株  8710円(ストップ安)
1月30日(水)大引け  売り 1265万株  買い 21100株  8710円(ストップ安)
1月31日(木)前引け  売り 1140万株  買い 14100株  7210円(ストップ安)
1月31日(木)大引け  売り 1190万株  買い 16400株  7210円(ストップ安)
2月 1日(金)前引け  売り 1080万株  買い 39000株  5710円(ストップ安)

※売り注文はおよその数です。

上場株式数がおよそ4972万株、浮動株式数がおよそ2486万株なので、いかに膨大な売り注文が出ているかが分かります。

このまま、今日もザラ場で売買が成立しなければ、来週は値幅制限が2倍に拡大されます。
来週2月4日(月)のストップ安は、3710円になります。

 

 

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サンバイオ・ショックが止まりません。。。

【4592 サンバイオ】の株価は、11710円から、すでに7210円まで下落していますが、おそらく、寄り付くのはもっと下落してからになりそうです。



【4592 サンバイオ】を買って、売りたくても売れずに、大損失を抱え込んでいる人も多いと思います。
「なんとかして、この大損失を少しでも取り戻したい!」と考えている人も、いるかもしれませんね。


今回のように、いつ止まるか分からない暴落では、いざ寄り付いた後は、急激に反発して、株価が一気に上昇することが、意外と良くあります。

例えば、2018年5月に急落した【4594 ブライトパス・バイオ】は、3日連続のストップ安で、707円から369円と株価は半分になりましたが、いったん寄り付いた後は、その日のうちに369円から453円へと、22%も急上昇しました。



また、2018年9月に急落した【4565 そーせいグループ】は、2日連続のストップ安で、1824円から1034円と株価は半分近くになりましたが、いったん寄り付いた後は、その日のうちに1034円から1234円へと、19%も急上昇しました。



こうしたオーバーシュートからの反発は、大きな利益になるチャンスですが、注意することがあります。


1つは、とても素早い瞬間的な判断が必要で、非常に難しい、ということです。

膨大が売りが出て、とても寄り付きそうになかったのに、突然に膨大な買い注文が出て、一気に寄り付いてそのまま急上昇!、といったことが良くあります。
ずっと板の様子を監視して、そのタイミングを見逃さないようにしなければなりません。

また、ストップ安や、ストップ安のすぐ近くで寄り付くことも多いです。
寄り付いた直後に、さらに膨大な売り注文が出て、すぐにストップ安に張り付いてしまうことも良くあります。
一瞬の素早い判断で逃げられれば良いですが、間に合わなければ、ストップ安に張り付いて、大損失を出すことも覚悟して下さい。


もう1つの注意点は、決してナンピンをしないことです。

もし、【4592 サンバイオ】を11710円で1000株、1170万円で買っていたとしましょう。
仮に、5710円で寄り付いたとしたら、評価額は570万円で、損失は600万円です。

ここで、もし5710円で2000株を追加で買えば、平均取得単価は7710円になります。
もし、株価が7710円まで反発したら、600万円の損失がチャラになります。

・・・このようなナンピンは、決してやってはいけません!

もし、【4592 サンバイオ】を保有しているのなら、寄り付いた時点で、いったんすべて損切りして下さい。
そして、600万円の損失のことは、すべて忘れて下さい。

そして、資金が570万円のトレーダーとして、新たなスタートをしましょう。

もし、600万円の損失のことが頭に残っていると、「7710円まで戻せばチャラにできる」という考えが頭をよぎります。
これは、「7710円まで戻ってほしい」「7710円に戻るまで我慢しよう」といった、偏った見方につながります。

資金が570万円のトレーダーとして、新たなスタートをすれば、もし、5710円から6710円までしか反発しなかっとしても、100万円の利益をしっかり獲ることができるでしょう。


もし、頭の切り替えがしっかりできるのであれば、寄り付いた時点では損切りせず、継続して保有しても良いと思います。

ですが、

「大きな損失を抱えて、ずっと不安で、売りたくても売れなかった株が、ようやく寄り付いてくれた!」

という時に、すぐに頭を切り替えるのは、非常に難しいです。

ですから、まずは損切りして、頭を切り替えてから、もう一度同じ値段で買い直しても良いと思います。

ただ、オーバーシュートから反発する時は一瞬ですので、いったん損切りして、頭を切り替えていると、反発に乗り遅れてしまいやすいのも、難しいところです。


なお、今回の【4592 サンバイオ】のように暴落している銘柄は、暴落するだけの理由があることも、忘れないで下さい。

オーバーシュートからの反発を狙って、必要以上に買いたいトレーダーが殺到すると、適正な株価よりもずっと高い値段で、寄り付いてしまうこともあります。
その結果、せっかく寄り付いても、そこからさらに暴落することもあります。

暴落するだけの理由があり、本当はもっと下落してもおかしくないのに、わざわざ買おうとしているのだ、ということは、忘れないで下さい。


最後に、私の経験では、「なんとかして取り戻したい!」と思っている時は、たいてい何をやってもうまくいかず、何もしない方がマシだったことを、付け加えておきます(^^;

 

 

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