「先生、九〇一号室の患者さんが目をさまされました」


ショートヘアーで色白の松本は、いつもの活発な声で藤原に話しかけた。


  「そうか。すまない、先に行って様子を見ていてくれないか。すぐに行く。」


白髪混じりの藤原は、患者のカルテを見ながらいった。


  「はい!」




松本は少し小走りで、九〇一号室に向かっていった。