第219回「喉が痛い」 | 劇団ガバメンツ 

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喉を痛めた。ご飯を食べる度にズキズキ痛む。食事が喉を通らないとはまさにこのことである。喋るのもままならないので、筆談か、極力短い言葉で対応している。今のところ、「ほう」が1番喉に負担がかからない言葉だということが判明したので、何を言われても「ほう」と答えるようにしている。政治家や校長先生の相槌にならないように、その時の感情をなるべく込めて「ほう」と言っている。困るのは嬉しい時や、興奮した場合である。テンション高く「ほう」と言えばまるでレイザーラモンさんの「フォー!」のようになってしまうのではないかと心配でならない。幸い、嬉しいことも興奮することもないのでまだハードゲイには到っていない。しかしながら「ほう」、「はあ」、「へえ」でなんとかなるものである。普段、
いかに無駄な台詞を書いているのか、喉を痛めて知らされた。(この話次回に続く)☆