第399回「私信」 | 劇団ガバメンツ 

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GEKIDAN GABAMENTS

0829318f.jpgその男は、初対面でくら寿司をおごってくれた。

その男は、元劇団員だった。

その男は、小道具にお醤油をこぼし退団になった。

その男は、東京に行った。

その男は、大阪に帰ってきた。

その男は、大喜利が好きなわりには、得意ではなかった。

その男は、うっすいだしの味が好きだった。

そんな、ヨシダガクが結婚した。

あまり面と向かっては、言いにくいが、我が事のように嬉しい。

就職で東京に行った時は、みんなで男泣きをした。

大阪に戻ってきて、あの涙はなんだったんだと茶化したが、本当は嬉しさと、淋しさで複雑だった。

今は劇団員以上に、劇団のことを気にかけ、手伝ってくれている。

数日前、独身最後の休日ということで飲みに行った時、初めて聞いた。

東京の会社で夢は何かと聞かれ、
「大阪で友人がやってる劇団を大きくすることです」
と答え、説教されたらしい。
泣きそうだったけど、ふざけてごまかした。

見た目と違い、腹の立つほどデリケートなヨシダガク。

結婚おめでとう。
これからもよろしく。

ブログを書いていると、何の為、誰の為に書いているのか分からなくなるが、今回はヨシダガクの為に書きました。

なんかちょーだい。