その男は、初対面でくら寿司をおごってくれた。その男は、元劇団員だった。
その男は、小道具にお醤油をこぼし退団になった。
その男は、東京に行った。
その男は、大阪に帰ってきた。
その男は、大喜利が好きなわりには、得意ではなかった。
その男は、うっすいだしの味が好きだった。
そんな、ヨシダガクが結婚した。
あまり面と向かっては、言いにくいが、我が事のように嬉しい。
就職で東京に行った時は、みんなで男泣きをした。
大阪に戻ってきて、あの涙はなんだったんだと茶化したが、本当は嬉しさと、淋しさで複雑だった。
今は劇団員以上に、劇団のことを気にかけ、手伝ってくれている。
数日前、独身最後の休日ということで飲みに行った時、初めて聞いた。
東京の会社で夢は何かと聞かれ、
「大阪で友人がやってる劇団を大きくすることです」
と答え、説教されたらしい。
泣きそうだったけど、ふざけてごまかした。
見た目と違い、腹の立つほどデリケートなヨシダガク。
結婚おめでとう。
これからもよろしく。
ブログを書いていると、何の為、誰の為に書いているのか分からなくなるが、今回はヨシダガクの為に書きました。
なんかちょーだい。