出席者は、
岩田氏(元日銀副総裁)
片岡氏(元日銀審議委員)
早川氏(元日銀理事)
河村氏(元日銀社員)
全員、日銀に籍を置いた人たち。
でも、意見が、かみ合っていたとは言い難い。
岩田氏・片岡氏
インフレ率2%まで、今の金融政策を維持
YCCも修正するべきではない
早川氏
インフレ率2%達成前でも、YCCを修正
河村氏
異次元緩和は、デフレ脱却にならないことが分かったのだから、中止するべき。
米国FOMC議事録も、日銀の異次元緩和に批判的
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
岩田氏は、財政、国債の金額だけを見て、
「大変だ、大変だ、」というのは、やめて欲しいと、、
オーストラリア、イスラエル、チェコでは、中央銀行が債務超過になっても、
中央銀行が破綻したわけではない、、
インフレ率、金利を見て欲しいと、、
(これについては、僕も同意)
片岡氏は、日銀は、国民のためにあると。
物価、賃金を年2%上げるのが目標だと、、
(日銀の異次元緩和だけでできるように聞こえた。僕は、懐疑的)
早川氏は、賃金をあげれば、デフレの解決になる、
異次元緩和がデフレの解決になるわけでないと。
岩田氏・片岡氏とは対立していたようだ。
安倍さんの「日銀は、政府の子会社みたいなもの」というのは正しい。
政府と日銀を会計上連結すれば、ちゃらになる。
重要なのは、親会社としての、政府の政策内容、実行能力、、
金利が正常な時は、日銀は、独立的に金融政策を実行するけれど、
今回のデフレ状況では、政府と「共同声明」の通りに実行するもの、、
河村氏
この4人の中では、河村氏が、「大変だ、大変だ」と言っていた感じ、、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金融緩和の行方は、分からないけど、
国債が紙切れになったり、
円建て金融資産が無くなるわけではなさそうなので、
ぼくは、いいかな、と。