昨晩の出演者は、

 

本田悦朗 元内閣官房参与
渡辺努 東京大学大学院経済学研究科教授
加藤出 東短リサーチ代表取締役社長 チーフエコノミスト

 

そうそうたる顔ぶれだけど、

意見がかみ合っていたとは、言い難い。

 

加藤さん曰く、

「国債の対GDP比の増加を止めないと大変なことになる」

 

渡辺さん曰く、

「借金を少額でいいから、返して、その姿勢を見せることが大切」

 

本田さん曰く、

「国債の対GDP比は、上がったり下がったりしてきた。

借金は、返さなくてよい。国の借金は、国民の借金であり、資産だ。

 

異次元緩和は、デフレ脱却の目的だった。

物価が上がるというメンタルになることを期待した。

国の財政規律を弱めるためにしたのではない」

 

渡辺氏、学者らしく、

「ノミナル(日銀)とリアル(実業)は、関係がない」と言い出し、

終始、これをベースに話されていた。

これには、本田氏は、100%反論、

加藤氏は、50%弱の同意(?)の空気。

 

渡辺氏、今に思うに、日銀の異次元緩和は、

デフレ脱却にはならないといっていたのか、、

賃金は、労使で、労働者が同意したものだ。

物の値段は、会社が設定したものだ。

 

加藤氏、デフレも必ずしも悪いことでないと言っていた。

「賃金が安くても、物も安いので、安定的な幸福感。

歴史を紐解けば、デフレでも経済成長することが珍しくない」

本田氏は、「2%インフレがアンカー」と言い張る。

 

次期日銀総裁の植田さん、大変そう。

異次元緩和を修正するときには、

国も民間も、抵抗するかもしれないし、

市場は、敏感に、大きく反応するだろう、、

 

ぼくは、分散、質のポジションで耐えるしかない、、