大学のクラスメート達は全国から来ていました。
そんな中、広島出身のおとなしい女の子がいました。
河北真由美さんという子でした。
河北さんは、小さくて可愛い、守ってあげたいタイプです。
案の定、もう、彼ができていました。
柴田君という名前の、スレンダーなイケメンです。
二人は仲がよく、
とても幸せそうで、キラキラいしていました。
その姿を見て、
私も、中村君とそう遠くない将来、
カップルになることを夢見て、ドキドキわくわくしながら
妄想が肥大していきました。
プレ学園祭の出し物は、クレープ屋さん。
当日は、「中村君が、女子は浴衣着用を希望している」という噂が流れました。
私はもちろん、浴衣を購入してその日に備えました。
さて、プレ学園祭当日。
私はその日も朝からソワソワしていました。
浴衣を着て、
バッチリ化粧もしました。
中村君の注目を惹くために、
他の女子たちに負けないように、
アイシャドウを濃く、つけまつげも上下にして、
まるでキャバクラ嬢みたいにケバクなりました。
みんなが集まっている場所に着くと、
私はみんなの注目を浴びました。
「カワイイ」といってくれる子もあれば、
私を見て目が点になって、一瞬目を反らし、びっくりしている子もいました。
国立大学なので、女子はみんな地味目。
なので、私は作戦通り目立ちました。
通りすがりの人たちの注目も浴びて、
私はすっかりご機嫌でした。
人生の中でこんなに他人に注目されたことは初めてですから。
次第にテンションが上がっていました。
気が付くと中村君も、来ていました。
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