隅っこで廊下を掃きながら、聞いていた私は、消えてしまいたいと思いました。
牛よりも劣ると言われた自分が嫌で嫌でなりませんでした。
私の身体全部が、この世の中から無くなってしまいたいと思いました。
私がいることに気が付いたクラスメートたちは急に静かになりました。
アキラ君も黙って掃除を再開しました。
その後のことはほとんど覚えていません。
家に帰って、ワンワン泣きました。
泣いても泣いても、涙が溢れ出ました。
泣いても泣いても、泣き止むことが出来ません。
どうやってこの涙を止めたらよいのかも分かりませんでした。
クロだけが私のそばでゴロゴロのどを鳴らしていました。
それから私はどんなに誰かを好きになっても、
それを他の誰かに話すことは決してしませんでした。
中学校に入学したばかりの頃、
また事件が起きました。
私の入学した中学校は、
8つの小学校から生徒が集まりました。
ほとんど知らない人ばかりで、
入学当初は、とても緊張して通学していました。
そろそろクラスメートの顔と名前が一致したくらいの5月頃、
知らない男の子たちが私を囃し立てました。
どうやら、私とは別の小学校から来た男の子が
私を好きになったらしいのです。
私はとても信じられませんでした。
そして、その男の子のことが「気持ち悪い」と思うくらい嫌いになりました。
激しく拒絶しました。
どうしてこんな私を好きになるのか、
何かの間違いだし、
好きになること事態、おかしなことだと思いました。
その男の子から声をかけられても無視しましたし、
顔も姿も見ないようにしました。
「私とは一切関わって欲しくない」心の底から思いました。続きはこちら