時間はあっという間に過ぎてしまい、気付けばお昼休み。

さっきの質問責めしてきた子達も私の曖昧な返事に興味をなくしたらしい。


絶対裏でなんか言われてそうで落ち込む(ノД`)゜。

女子はまったくもって怖いですねぇ…


そんなんで学校探索をしていると図書室の手前でfallinLOVE!!!の優子ちゃんを見つけた!

よっしゃー仲良くならねば!!!


ユリ「あ…あのぉ」

優子「え?…はい」

ユリ「優子ちゃんでいいんだよね?」

優子「あ、そうです。木本優子です」

ユリ「あ、タメだから敬語じゃなくていいよ!」

優子「あ、そ…そうだよね、私人見知りで…あ!ユリさんがどうのこうのって訳じゃなくて…その…」

ユリ「…なんかごめんね、気を遣わせちゃった?」

優子「いや、そんなことないよ>< こっちこそごめんなさい…」

ユリ「ううん、全然!!気にしないで!!私優子さんと友達になりたくて!」

優子「え?私と!?」

ユリ「うん^^なんか趣味とか合いそうだなぁって思って、」

優子「それは嬉しいんだけど…私結構クラスで浮いちゃってるし…一緒にいてもつまらないかもよ…?」

ユリ「そんなことないよ!!優子さんなんか癒されるし^^」

優子「そ…そうかな?///」

おっと優子ちゃんの顔が薄紅色に染まったぁぁあ!!!も…萌へ…!!


ユリ「そうだよ^▽^!!あ、私のことユリでいいよ!」

優子「じゃあ私は優子でいいよ^^」

ユリ「これからよろしくね(^.^)b」

優子「うん、こちらこそ!!」

よっしゃぁぁあああ!!!優子ちゃんと晴れてお友達になれたぜー!!!

しかも呼び捨てとか、優子ちゃん可愛い過ぎだろ!!この慎ましやかな感じ!可愛い猫ッ毛!全てが愛しいぜベイベー☆(←??)

優子「ユリは部活何に入るの?」

ユリ「私、身長あるからバレー部に入ろうと思って」

優子「あ…そ、そっか、頑張ってね」

ユリ「?うん^^」

優子「じゃあ私、職員室に用事あるから行くね!また後で教室でね」


そういうと優子はパタパタと走って行ってしまった。
ちぇー(-3-)もぉ少し話したかったな…。


しょうがないからもぉ少し学校の中散策しよう。
1時間目が終わり10分間の休憩に入った瞬間、私の周りは女の子だらけになった。

ハーレムじゃね?
って喜びたいがそうウハウハも言ってられない。
転校生が必ず通らなくてならない道…質問責め!!!


「ユリさんって前どこら辺に住んでたの?」

「つか、なんで制服違うの?前の学校の?」

「めっちゃ髪綺麗だね!!シャンプー何使ってんの?」

「ユリさん部活、何部に入んのー?」



えぇーい!!!いっぺんに喋るなー!!!
前はf町に住んでいて、制服が違うのはまだ届いてないからで、シャンプーはナイーブを使っています!!部活はバレー部に入る予定じゃぁぁぁああ!!!!!


と心の中では叫べるけど実際は

「はぁ」

とか

「んー」

とかしか出て来なくてまったく会話にならない。

この性格が恨めしいぜチクショー(>Д<)


ミライ「そんないっぺんに喋ったら意味分かんないっしょ(笑)」


場を纏めてくれたのは髪がパーマがかったショートヘアのいかにもリーダーっぽい女の子。


よっし!!ナイスパーマちゃん!!!(←失礼)


ミライ「ウチはミライって言うの、よろしくユリさん^^
ねぇユリって呼んでいい?」


うぉっつ!!超フレンドリー!!

てか馴れ馴れしい…こういう子苦手な私です~(´Д`)♪


ユリ「はい、いいですよ」


思わず敬語が出てしまった!!!


ミライ「敬語じゃなくていいよー(笑)」


ユリ「あ、うん。」


早く学校には馴染みたいけどこのグループには入りたくねー(´Д`)


なんで女子ってグループ作んのかな…しかーし!!一匹狼などヘタレな私にはなれない!!!
どっちかっつーと廊下側の一番後ろの席で本読んでるあの子と仲良くなりたい!!

絶対同士だ!!!


ミライ「あ、あの子?話したい?」


さすがリーダー格のパーマちゃん、人のことよく見ていらっしゃる。


ユリ「あ、ていうか静かな子だなーと思って…」


バッカちげーだろ!!本当は仲良くなりたいくせに!!!
正直に言えチキンヤロー!!


ミライ「いや、別にそこまで静かでもないよ、話すと面白いけど基本的にはあーいう感じ。」

女子「でもなんか優子って壁感じるよねー。」

女子「分かる!なんかいつも気使って喋ってる感じー。」


いや、貴方達が無遠慮なのでは?
そうか…優子ちゃんっていうのか。


ミライ「呼ぶ?」

女子「えーシラけね?」


いや、むしろ有難い!!!


ミライ「優子ー!ちょっと来てみー!」


優子「え?何ー?」


うぉぉおお!!!声超可愛い!!
読んでた本をパタンと閉じて机にしまうと優子ちゃんはぽてぽてという効果音がなりそうな歩き方でこっちに来た、やべーーギザ萌えーーー(´Д`)ハァハァ


ミライ「ユリが優子と話したいって。」


優子「あ、本当にー?あははありがとう」


困ったように笑う優子ちゃんも可愛くて、私の中では某有名な緑のネギの子の歌が流れていた。

メールト溶けてしまいそぉー


カムバック!青春☆(パラレルワールドはきっとこう。)-NEC_0190.jpg



ユリ「よろしくね☆」


優子「よろしく^^;」


そうか、優子ちゃんもきっと人見知りなんだろうな。変人を見るような目で見られたけどきっと気のせいだろう☆

このパーマちゃん達とは明らかグループが違うのが分かる


キーンコーンカーンコーン

2時間目のベルが鳴り私の周りにいた子達はバタバタと席に帰っていった。


まるで嵐のようだった。



優子ちゃんとまた話したいなー(*´ω`)
先生のあとをついて階段を上るとすぐ右手に私がこれから過ごすとなる教室があった。


先生:この1年1組が佐藤さんのクラスになります。


ユリ:…はい。


うぉー!!!ついに来てしまったよ!!こえーよー!!家帰ってジョジョ読みたいよー!!!

先生はガラっと教室の戸を開け中に入っていく。


先生:佐藤さんも


ユリ:…


この戸の敷居を跨ぐ時が来た…やべぇマジ帰りてぇ…。


先生:はい、今日は皆さんに転校生を紹介します。


淡々といってくれますけどね先生…クラスのざわつきパねぇッスよ?


先生:佐藤さん早く入って来て。


無理無理無理無理無理無理無理むぅりぃー!!!
いや、別に対人恐怖症とかそんなのではないんですよ?ただティキンハートゥな私にはちょっと…

でもここにいるわけにもいかないし…私は産まれて初めてですっ!!!てくらいの勇気を振り絞って教室の中に入った。


あ、あぁん視線が痛い!!
でもかいk/殴

なんてことは無くいくらマゾヒストな私でもこの精神的苦痛には耐え難いものがありまして…。


先生:じゃあ自己紹介して下さい。


ユリ:はい……d中学校から転校して来ました、佐藤ユリです………よろしくお願いします。


先生:では1時間目のホームルームで佐藤さんに皆さんから自己紹介してもらいます。では日直、朝の短学活を始めて下さい。佐藤さんは窓際の一番前の席に座って下さい。


ユリ:あ、はい。


本当に淡々としてる先生だなぁ。
…あれ?私の机の物掛けのとこ何か引っ掛かってる。
ディズニーのナイトメアのジャックが描いてある巾着…?


手に取ってみると何か入っていた。多分ミントの香りと重さ的に歯磨きセットだと思う。…誰のだろう。


先生:あ、それは先生が預かります。


そう言って先生は私の手から巾着を抜き取った。


なんとなくぎこちなく思ったのは私だけではなかったようで後ろの席の女の子達がヒソヒソと話している。


:あれってさぁ……………よね?

:あそこあやの……でしょ?
:教室……かな?


何を喋っているのか小さくて聞き取りにくかったけど恐らくさっきの巾着は"あや"という子のっぽい。



私はまだ知らなかった。
その"あや"とこれからあんなに関わりあいになるなんて。