雪の降る処に住んだことのない私は
若かりし時に、冬になればスキー板を担いで
毎週末のようにスキーを楽しむために汽車や夜行バスで出かけていたくらい
「遊び」だけの雪国行きを経験した。
スキーは上達しなかったということも、付け加えないといけない。
その頃だって、「今年は異常な降り方だ」なんて年もあったはずだが、
おバカな若者のワタシは、
ゲレンデに出て、遊べれば、それで満足するだけで、
地元の人の大変なことなどに気付きもしなかった。
雪国の「経済」としては、ゲレンデに人が集まるのも大事なことだったはずだが。
夜になって、酒屋まで追加の酒やつまみを買いに行く道々、
両側に背丈の倍ほども積み上げられた雪の
狭間に出来た、ひと一人やっと通れる道を行き来しながらも
ただ、都会と違う景色に、なんならときめいていたくらいバカな娘っ子だった。
このところの寒波で、雪国は、掻いても掻いてもすぐに雪が積もり、
屋根は重みで、潰れそうになり
車はどの道でもスタックしまくり、、
、、どころか、道がどこにあったのかさえわからないくらいの雪また雪。
もうこの雪で、30人以上も亡くなる人がいる。
過疎化で、お年寄りばかりの雪国、
屋根の雪下ろしも、爺さん婆さんの仕事と聞けば、
あの、若き日の自分のバカさを
叱りつけたくなる。
いよいよ、自衛隊に出動を依頼したほど、
積もる雪で、家の中は真っ暗、
ガラス窓はひび割れるも「ひとまず、雪が降らなくなるまで、このままでいるしかない」と呟く年寄り。
台風も、地震も、雨も、日照りも、
全部、自然のなす技で、どうしようもないが、
特に、雪は「重い」から、潰されて埋もれることがある。
ただ家の中にさえ、おちおち居られないのだ。
そして「寒い」。
本当に気の毒だ。
雪景色は美しいのに、「過ぎたるは及ばざるがごとし」なんて
悠長なことを言ってはいられない。
昔、夫の実家に、新潟から義父の姉というお婆さんが
「雪が降らなくなるまでここにいる」と言って、来ていたことがある。
あー、、こういうことだったんだなぁ、、と
今頃、身に沁みる。
相次ぐ「寒波」も去り、早く『花咲く春』が来れば良いのになあ。
こちらは風は冷たいが、お天気は良い。
建設中の新国道。![]()


