クリスマスの次の日は「ボクシィングデイ」。

日本ではあまり聞かないが、西洋では(イギリス?)

クリスマスのイブと当日、慌しかった次の日は、


使用人達に、労いを与えゆっくり休んで


プレゼントを渡したり、(クリスマスプレゼントの)BOXを開けたりしする、、ので


ボクシィングデイと呼ぶそうだ。


スポーツイベントなどを観戦しに出かける日でもあるらしいが


ボクシィング(拳闘)とは関係ない。


BOXのほうね。


ワタシは、この気圧の変化で


またまた頭痛がひどく、毎日ロキソニンを欠かせないのだが、


細かいことはやりたくないのに、本は読まなくてはいられない。


先日、テレビで最近の直木賞作家「桜木紫乃」のインタビューを観た。


一目みた途端に、私の好きなタイプの女性だと思ったが、


淡々と話す内容が、フツーじゃなくて


もう、話だけで「物語」。


どうしようもない父親が、借金して建てた「ラブホテル」、


父が蒸発したあと、母親と高校生だった彼女(作家本人)の2人で


借金を返済するために、必死で営んでいたという。


「ラブホテル」という特殊な環境でも


「いろんなことを見聞きしたけど、ワタシは母と2人で必死でした」


「結婚する時、出入りの業者さん達から


“ラブホテル”のお嬢さんが、(こんなところからと言う意味)お嫁に行く!と、


とても喜ばれた。、、こんなところにいたのにと。」


それを書きましたと言う。


表のフツーの人間達を観るだけが、年頃の嫁入り前の娘だろうが、


彼女は、両親をはじめ、裏側にひしめく「男女」の密やかな時間を


まともに目にし、耳にし、育ってきたのだ。


決して、下品な感じはなく


静かなインテリっぽい佇まいと、笑うと優しい顔になり


ふつうの人が「ドキッ」とするようなことを


サラリと、フツーに言う。


これは読まなきゃ!と、即ネットでポチリ。




とりあえず、3冊。


すぐに2冊は読み終えた。頭痛いのに。


ラブホテルといえば、どこぞの市長の問題が取り沙汰されたことがあった。


別に隠れたところで何をしようが


どうでも良いが、「公人」が部下と、、というのは


出入りしただけでも騒ぎになるに違いない。


しかも、再選挙に出馬するとは、、


ラブホテルは会議するところじゃないし


「いいかげんにしておきな!」と言いたい、、言えないが。


冷凍食品の電話受注&宅配の仕事をしていた時に


お客さんで、大きなお屋敷の上品な可愛い奥さんがいた。


宅配に行った時に、そのお屋敷の真裏に建つラブホテルが目に入った。


「これ、うちのホテルよ」と奥さんが言った。


あたりの広大な土地は、彼女のご両親代々のものだったようだ。


ホテルはその中に、ご親戚の方が経営されていたようだが、


「やる人いなくて、うちのパパが引き継いだのよ」と言っていた。


まだ若い頃の話で、「ラブホテル」などと口に出すのも恥ずかしかったが、


彼女は、やはり「桜木紫乃」と同じように


淡々と話していた。


自然のままで、上品なすごく素敵な人だった。


「いろんな面白いことあるわよ」とも言っていた。


そうだね、小説の題材は盛りだくさんだよね。


その時、私は「書いてみたい」とは思わなかったが


そんな「本」があれば、絶対読みたい。


決して、いやらしいところに落ちる作品ではなく、


その中に(小説の中に)生きる人、


冷静な目で見る人、、


一気に3冊のうち2冊は読み終えた。


せっかくの雨のあとの晴天だが、


この頭痛が治らなきゃ、外には行けない。