今日は「これだけは書いておかなくちゃ!」と思い立ち


地味だけど、(っつうか、ババくさいけど)書いておこう。


何か?といえば、お相撲、、横綱「照ノ富士」のこと。


お相撲さんは、アスリートでもあるが、


相撲観戦チケットを手に入れるには


お茶屋さん(芸者置きやさんなど)を通す、、(と聞いたことがある)というように、


まあ、役者や芸能人的にみられる要素もあり、


ワタシなんぞは、ばーさんのくせにどうせなら


美しい姿、顔立ちをまず確認してから密かにテレビ観戦をする。


最近は特に、綺麗な顔立ちのお相撲さんが多くなってきて


イケメン好きのバアさんは、大いに「相撲、本場所」を楽しみにしているところだ。


その中で、特にイケメンではないけれど、


病いや怪我で、一時大関から序二段まで転落し、


その後、またコツコツと勝ち進み、大関、横綱にまで上がって来た努力の人『照ノ富士』、


今場所は連続休場のあとの復帰。(7月名古屋場所)


驚くほどの強さだ。


9日間、土つかず、全勝だ。


誰もが、今回の休場明けでは、ニ〜三番勝てば、あとはまた休場するか、あるいは引退もあるのでないかと思ったことだろう。


なにしろ、糖尿病を抱え、両膝はグルグル巻きのサポーター、


誰の目にも、満身創痍に見えるからだ。


でも今場所、照ノ富士は強い。


本来、ここまで来ただけだって充分強い人だし、


精神が不屈の人で、モンゴル出身といえども、


本来日本人の横綱、相撲取りの精神は「こうでなくちゃ」ならないはずだ。


しかし、取り組み、見応えないものも多い。


紙の相撲取り人形をトントンして、勝負する「おもちゃ」じゃないだよ!っていうような


後ろ向きになってしまった相手を、背中押して土俵から出して「勝ち」になったり


立ちあいで、かわしてしまって勝ったり(これは今場所あまり見ないが)、


全力で向かってくる相手を、払って上から押さえつけちゃったり、、


相撲の決まり手には、「それ」もあるが、


観ているほうは、トントン相撲みてるわけじゃないから、それじゃつまらない。


第一、そんなこと(偶然そうなったならともかく)やる相撲取りは


精神も、相撲取りに相応しくないように見える。


足腰、鍛えて


常にたゆまない稽古こそが、観客を熱狂させる良い取り組みに繋がる。


照ノ富士の、どんなに相手が「格闘技のように」動き回ろうが


落ち着いてしっかり相手を捉えて、ぶん投げたりせず、


押し出す時も、相手が最小限に衝撃を受けないように丁寧に「寄り切ったり」「押し出したり」する取り口は


全く、「相手への敬意」を忘れない美しい相撲の姿に見える。


特にこのところ、大関陣がだらしない。


大関以下の関取の実力が拮抗しているのかもしれないが、


なんでも、休場していた(膝など相当悪いのだろう)横綱『照ノ富士』が


「こんなことでは、なんとしてでも横綱である自分が出て勝たなければならない」と思ったようである。


日本人以上に「武士」のような横綱照ノ富士の取り組みは


どんな相手だろうが、かわしたり、逃げたりは決してしない。


立ち会いは、ガッチリと受け止める。


毎日、「結びの一番」を楽しみにしているが、


決して期待を裏切らない潔い相撲取りの姿だ。


【照ノ富士】・・大関昇進後に怪我や病気による負け越しや休場が続いて序二段まで陥落した後、そこから大関復帰・横綱昇進を果たした史上初の力士である。2021年(令和3年)8月4日に日本国籍を取得[3]


↑wikiより。


あと、前々場所怪我を押して優勝した「尊富士(タケルふじ)」が


やっと大銀杏を結って、8日目から長い休場を終えて出場した。


ふた番だけ終えたが、まあ強い強い!


この人もこれから楽しみだ。