このところ、毎晩のように


TBSのBS放送で、韓国BTSの今までの各国ツアー


コンサートや、楽屋での様子や、インタビューに答える場面を流している。


深夜。


、、私の得意な深夜


なので、つい見入ってしまって、「わー、かっこいい!」「いいねえー」とか


呟きながら、夜中だからキャーキャーは言わないが、、


不眠はますます拍車がかかる。







BTSは、活躍10年になる。


そして、ご存知、今はメンバー全員が兵役に就いている。


この世界的に有名になったBTS、


韓国で男子国民の義務である兵役を


BTSに限っては「免除しようか?」と、本気で政府が議論した(BTS法案)らしいが、


やはり、特別扱いはナシになって、


あのニューヨークはタイムズスクエアで、


鈴なりのファンを魅了した「ジョングク」も、


頭を丸め、兵役に就いている。


私は、あまり日本で知られないうちから、


韓国バラエティ(ケーブルテレビで)などで


メンバーを知っていた。


売れない時は、一生懸命、色々なところへ出ていた。


その頃は、今の姿はあまり想像できなかった。


15才の(最年少、ジョングクは当時15才)男の子の


先10年は、そりゃ、大きく変化するに決まっている。


それにしても、ニューヨークの国連本部会議場で、


歌い踊り歩いた姿は、ほんとにびっくりした。


それまでに、Tシャツに問題のある言葉(原爆だったか、、)をプリントして着た、、ということで、


世間から非難を浴びたりしていた。


その時には、日本と韓国らしい「アラの探し方」だ、、なんて思ったし


あの子達のその後の態度が、少しも嫌味でなかったので、


好ましい、、と思っていた。


しかし、カイコが繭から飛び出すような


国連でのダンス姿。


世代が、我々と違うと言っても


東洋人、韓国人が


どうしてあんなに、堂々とアメリカという場所で、、


、、世界に発信する要(かなめ)の場所で、、


気後れもせず、あれだけパフォーマンスができるのか、、


歌う歌も素晴らしい。


アメリカのポップス顔負けのリズムと、音の組み立て、コーラス、


そして、あの声!





2年前の正月に、実家で妹の娘(姪)に会った。


久しぶりに会う彼女は、まだ小さな子供を連れていたが


BTSメンバーの写真集を持ってきて、私に見せた。


「ね、かっこいいでしょう!?」


「美しい顔、綺麗な姿でしょう?」と言って


彼らがどれだけの才能の持ち主なのかを、


私に説明してくれた。


うん、うん、アタシも良いナと思ってるよ!


と言いながら


「今度、新大久保行こう!」と約束した。


彼女は子持ちながら、シッターさんに預けて


色々ライブ会場にも足を運ぶ。


私も、散々「むこう」のミュージシャンの日本公演には


これ行かないというステージがないほど、


足を運んだが、


もう、あの中に入って観聴きする元気はない。


お金も2万近くもするので、年金暮らしにはもったいなくて行かれない。


しかし、姪っ子と新大久保、、なら、


行かれる、、韓国料理でも食べに、、。


で、BTS、、


少しオーバーな言い方になるかもしれないが、


あの激しいダンスを踊りながら、口パクでなく生で歌って、


カメラに写る時には、ちゃんと顔を作りながら


ある時はセクシーに、ある時は力強く、


ファン(アーミーという)を喜ばせる姿は、


マイケル・ジャクソンやブルーノ・マーズに勝るとも劣らない、、と思う。


それで、一体、このアジア人達はどうしてこんなに決まっているんだろう?と考えた。


すると、韓国、朝鮮には


パンソリとかサムルノリとかの、民族音楽があることを思い出した。


韓国には行ったこともないし、特に何か韓国の文化を


興味持って勉強したわけでもないが、


やはりこの2〜30年の韓国ドラマや映画などを通して


少しずつ、日本にも韓国の文化が知られるようになったためか、


特に音楽では、優れた民族性が気になるようになっていた。


日本にだって、民謡や、浄瑠璃語りや長唄や小唄や端唄、、色々あるが、、


あの韓国の独特のリズム、


****


韓国伝統音楽特徴は, 民謡で代表されるよ うに(アリランやドラジ)リズムは3拍子系統 のものが多い。 また, 強弱が明確な6/4, 12/8 拍子などの拍節法を基本とする長短(チャンダ ン) が楽曲を支配し,韓国音楽独特の雰囲気を 出している。


****インターネットより引用しました↑


そのリズムを身体が刻む、なんというか、DNAを感じるとでも言うか、


また、あの「ラップ」のような語り口調の唄、、


それが気になっていたのだった。


↓これは、伝統音楽サムルノリの「水宮歌(スグンカ)」『虎が降りて来た』という歌を


現代風にバンドで演じたもの↓(BTSとは関係ないです・笑)


先に書いたように、


兵役に行ったBTSは、兵役に就く前までに


世界的なスターになった。


イギリス、アメリカ、他


14カ国、24都市でツアーをした。


ポップスは、欧米のものだけでなくなった。


日本?あー、、日本はポップスはどうしても独自のものじゃないね。


でも、それで良いんじゃないかと思う。


韓国の、昔からの「ラップ」みたいなサムルノリやパンソリには


日本で対抗する「これです!」というものがない。


日本は、西洋の曲を巻き直して別な味を出す、、という特技があるから、


それで良いと思う。、、私個人の意見だけど。


ともかく、兵役に行っている2年間、


商業ベースでは、その間も稼ぎたいのだろうし、


忘れてもらっては困るのだろうが、


こうやって、毎夜、世界ツアーの一から十まで


テレビで放送していれば、


きっと、除隊になってまたステージに立つ時は


ファン(アーミー)も倍増しているだろう。


しかし、あのダンスは


あの子達にしかできない、あの歌はあの子達にしかできない。


もう「少年団」とは言えないけれど、


大人の男として、世界中探しても


あんなに達者な歌や踊りを、


ステージで続けてできる人達はいないだろう。


しかも、7人揃って、誰も脱落もせず。


私も、除隊になるまで元気でいなくちゃならない、、


、、って、変なところで元気出してる婆さんアーミーでした!笑


↓渡辺直美のジョングクのダンスについて解説が面白い。