今までに(この季節になれば)どれだけ作ってきたか、、


数えられないほど、作って食卓に置いた。


今日の今日まで、忘れていたことなのに、


今日は作りながら、60年以上も前の


中学生のころの調理実習を突然思い出した。


この歳になると、あんまり昔のことを思い出して言うのは、


アブナイのかも知れない、、昔のことは覚えていて


さっき食べた献立を思い出せない、、とか、


えっ?!アタシ食べたっけ?、、とかね。


これ絶対「アレ」でしょ?


でも、まだ大丈夫だわ。


それはない、、(はずだ)から、、笑


で、何故中学の調理実習の時間を思い出したか、、は


わからないんだけど、


私の人生、フロフキ大根を煮たのは


その調理実習が初めてで、、って、


中学生で、普段からそんなの作ってる子はいないだろうが。


その調理実習の時間に


「なんて地味な料理だ」と思いながら作った覚えがある。


今なら、ジジババ2人分


大根があれば、鶏ひき肉と味噌、砂糖、柚、生姜で、


肉味噌をのせて食べようと思うけど、


中学生だったからね。


でも家に帰って、当時田舎から出てきて一緒に暮らし出した祖母に作ってあげたんだった。


祖母は、私が作る料理を喜んで食べていたっけ。


死ぬまで、4人の孫のうち


私の名前ばかり呼んでいた。


自分が歳をとると、その時の祖母の気持ちがわかる気がする。


あの頃は、今の私より若いのに


長谷川町子の「意地悪ばあさん」みたいな着物で、


襟に手拭いかけて、髪は後ろに一つ、おだんごにしていた。


すごくお婆さんだった。


もう一度言うが、私は今、その頃の祖母より歳をとっている。