「新しい道」と言って、人生の選択とか


今までと違う人生とかの話ではなく、


本当の「新しくできた」「新しい道」の話です。


何年も(何十年というべきか)かかって、


近くに新しく国道が出来た。


まだまだ、先に続くらしいので、


「新しい道が出来た」というのは、一部完成ということになる。


東京では、昔ならいざ知らず、今はそんなこともないだろうが、


近県のこちら地方(もしかしたら、既に終わったオリンピックに向けて計画していたのかもしれないが)


今まで普通に家があったところを、どかせて、


広い道が通ったのだ。


車に乗っていた頃なら、どうしたって通ることになっていただろうが、


もう運転をしない今は、わざわざ行ってみようと思わなくては、


今まで通らなかった場所なので、


「あー、新しい道できたなー」と思うだけで行っていなかった。


今日は、暖かく、真っ青に晴れた空。


午前中には、何にもすることがなくなり(ないわけじゃないのに、やる気がなく)


そうだ!と思い立ち、わざわざその道に行ってみた。


勿論あるいて。


工事中から、時々『歩道はあるのかな?』『どこに繋がってるのかな?』と、


そっと、覗いて見たりはしていたが、


実際に歩くのは初めて。


歩道は、ちゃんと自転車と歩きの区別があり、


標識絵マークが地べたに描いてある。


ちょっと歩いただけで、すぐに暑くなり


ダウンは腰に巻いて、手袋も脱いで、ズンズン(ヨロヨロとも言う)歩いた。


途中、途中で


「あー、ここに出るのね?」とか独り言を言いながら。


歩きついでに娘の家に行き、、


帰りは車で送ってもらって、、あー、かえって娘に手間かけさせたー。


ボケ防止には、知らない道を歩いたり、


いつもの散歩を、違う道で行けば良いと聞いたことがある。


今日の「往復」のうち「往」だけ散歩が


果たしてボケ防止になるのかは疑問。


ヨタヨタ、ヨロヨロと


独り言を言いながら、汗かいて、ダウンコートを腰に巻き付けて歩く婆さんのワタシが


既に「ボケ」て来ていると見られるのではないかと。


でも、ま、いいわ。


新しい道は、デコボコしていなくて、


平で綺麗だったから、とっても歩きやすかったしね。