またまた、甚大な爪痕を残して大型台風が通り過ぎた。

私の住む市でも、再三の避難勧告の末

最終的には避難指示に変わり

荒川、新河岸川、柳瀬川と、

普段は、辺りの景色を、素晴らしいものにしてくれている自然が

豪雨によって恐ろしく変化した。

我が家と、長男家族の家は、

高いところにあるので、水の心配はないが

次男と長女の家は、今回ばかりは避難した方が良いと、早いうちに判断して、

我が家に避難してきた。

両方とも、水や食べ物を山ほど持ってきた。

私は普段からなんでもたっぷり用意するタチなので、

ちょっとくらい人数が増えても、当分「食べるもの」には心配ないが

娘も次男も、おやつまでいっぱい持って、

子供達(孫たち)も、合宿所のように過ごし、

「避難してきた」様子とは言えなかった。

あとで、避難するほど怖い台風だったのに

みんなといることで、「怖い思い」もあまりせずに済んで良かったと、婆は思った。

横浜に(私の)妹と暮らす95の母は

ニュースで埼玉の様子を見て、次の日に心配して電話をしてきた。

こちらから電話する前に、、。

一時は「荒川も危険水域に達した」との警報も流れ

荒川が溢れたら、市の殆どが水に沈む、、と、

ちょっとゾッとしたが、

なんとか、それは免れた。








しかし、多摩川、茨城久慈川や栃木秋山川、宮城阿武隈川、長野は千曲川などのことを考えれば

荒川だって同じだ。

母に状況を説明して安心させてから

「そっちは鶴見川、大丈夫だったみたいね」と言うと

「鶴見川氾濫したら、マンションでも2階くらいまで水がくる」

「でも、遊水池が出来たから大丈夫だった」という。

そして今日、さきほどのテレビニュースで知ったが

ラグビーの試合のあった「横浜国際総合競技場」
の前に、、

、、そう、先日、引越し前のブログ「花火の写真なんて」に書いたが、、(←クリックで飛びます)

母が一人でリビングから見ていた「花火」は、

その広場で開催された花火大会だったのだが、、

「遊水池」の役目をしていて、

鶴見川から溢れそうになった流れは

そこへ「池」になって貯められるらしい。

そしてラグビーの熱い試合が行われた競技場の1階吹き抜けは

そのまま水をプールしておけるようになっているらしい。

母は電話で「そのこと」を言っていたのだ。

いやー、頭がしっかりしている!

13日に行われたラグビー、スコットランド戦は目を見張る強さと粘りで

勝利した。

台風が去るとともに

避難してきた2家族、総勢8人も去り

また元の静かなリビングで、一人で

(末息子は遊びに行き、夫は自分の部屋でジミに

オーっ!とか言って、ラグビー観ていたが)

キャーキャー言いながら、力をこめて応援した。

信じられない強さで、さいごの15分は

決して諦めずに、、素晴らしい勝利をおさめた。

観ながら「人生も最後まで」諦めてはならないんだな!とか思いながら

ワクワク、ドキドキと観戦した。

実家からすぐ近くの競技場へは

当日、末妹が観戦に行ったようだった。

選手達は試合後に口々に「台風被害のお見舞い」と、

「被害にあった人々に、少しでも元気になってもらいたい」と

いつもに増して頑張った様子を語っていた。

いよいよ、ラグビー決勝トーナメントに入る。

この時点で、まだ日本を応援できるのは夢のようだが

今度の日曜日は南ア戦!

また力をこめて応援しよう!