「手術したら、生理痛が楽になると思うよ」

…と言われていましたが、

私の生理痛は変わりませんでした。


相変わらず、

生理のときは出血量も多めだったし、

痛みで立っていられなくなるので、

痛み止めは欠かせませんでした。


ただ、主治医から

「痛み止めには大抵抗炎症作用があるので、

痛みが酷いなら我慢しないで、

市販のでもいいから痛み止めは飲んだ方がいいよ」

と教えて貰ったこともあり、

鎮痛剤は我慢せずに飲むようになって、

それが当たり前になっていきました。


数年後、主人と出会いました。

私は付き合う前に、

自分に手術歴があること、

その手術の癒着が原因で不妊になる人もいることを

包み隠さず話しました。

「そんなこと気にしない」

と言ってくれた主人と数年付き合って、

当時の平均初婚年齢くらいで結婚しました。


結婚願望なんて全く無く、

がむしゃらに働いて貯金して、

30歳でマンション買うと決めていた私。

まさか、そんな私が平均初婚年齢で

普通に(?)結婚するとは…。

少なからず、手術を経て無意識のうちに

考え方に変化が出ていたのかもしれません。

そこにたまたま主人が現れて…。

結婚って、つくづく「縁」だなーと思いました。


その後、幸いにも子供を二人授かりました。


共働きで、二人の子育て、家事、不規則な仕事。

自分のことなんて後回しの、慌ただしい毎日。

生理痛は相変わらずでしたが、

鎮痛剤があれば無敵!と思っていました。


そんなとき、ふとあることから、

MRI検査を受けることになります。

そこでたまたま、本当にたまたま。

みつかってしまいました。


検査後、技師さんから

「下腹部に痛みとかないですか?」

と聞かれました。

直感的に、あっ、また…?と思いました。

あれから16年。

再発しててもおかしくない。

でも技師さんの様子から、

あまり良くない状態なんだなと感じました。


すぐに、子供たちを取り上げて貰った産婦人科へ。

経膣エコー、内診、直腸診、検尿、採血。

そして、すぐに総合病院へ紹介状を。


はっきりしたことは

MRI検査をしないと分からないけど、

子宮腺筋症

子宮内膜症に伴う卵巣嚢腫(両側)

癒着が高度

とのこと。


癒着がかなり酷そうなので、

次は腹腔鏡では無理かもしれないね…

と言われました。