22歳のとき私が受けたのは、

「腹腔鏡下 子宮内膜症に伴う卵巣嚢腫摘出術」

です。


5〜7日の入院予定で、

結局ちょうど一週間で退院しました。

経過は良好でした。


手術前日に入院して、アナムネ取られて。

入院のときも、私は一人で入院しましたが、

「親御さんは?一人⁈」

とめちゃめちゃ驚かれました。

(手術日には母が来てくれましたが)

22歳って、まだまだ子供扱いなんでしょうか?


夜から絶飲食→翌朝浣腸で、

腸内全て出し切ってから手術でした。


麻酔は全身麻酔+硬膜外麻酔。

先ず、手術室に入ったら、

硬膜外麻酔をされました。

背中を丸めて横になって、

「チクっとしますよー」と言われて。

鈍痛と共に何かが入る感触があって。

「だんだん眠たくなりますねー」と言われて。

私、

「絶対に起きてて、

いろいろこの目でしっかり見てやる!プンプン

って、すごくすごく強い意志で臨んだのですが…


次の瞬間には、

「分かるー?しっかり息してねー!

手術終わったから、お部屋帰りますねー!」

…って、声が聞こえて。

「あれ⁈もう終わってる!ガーン

ってなりました。


麻酔器で人工呼吸されてるところも、

先生たちが「メス」とか言ってるであろうところも、

何も知らないまま…

私の一度目の手術は終わりました。


術後すぐは、

ナースステーション横のリカバリールームで

一晩過ごしました。

同じ手術する人が私を入れて3人いて、

私は2番目と事前に説明を聞いていましたが、

リカバリールームでも真ん中に寝かされていました。


ふと目を覚ますと、

左隣の人は、ずーっと

「うーん…痛い…うーうー…痛い…」

と唸り続けていて。

右隣の人は、ずーっと

「ガーッ…ゴーッ…」

とイビキをかいて寝続けていて。


私はというと、痛みで目が覚めてから、

全然寝られなくて。


左隣の人の「もう無理!痛み止めお願いします!」

→看護師さん「さっき痛み止め入れてからまだそんなに時間が経ってないから、もう少し我慢してね」

↑のやり取りを数回聞いた後。


ただただ無言で耐え続けていた私に、

看護師さんが気付いてくれて、

「眠れない?痛いよね?痛み止めいこうか?」

と聞いてくださって。

「お願いしたいですえーん

と言ってみると、

「我慢しないで遠慮なく言ってね」

って。


…神ですか?

言って良かったんですか?えーん

痛みって、本人にしか分からないじゃないですか?

右隣の人、ずーっとイビキかいて寝てるし?

私がワガママというか、

我慢できないだけなのかと思って…えーん


痛み止めをいってもらった後は、

勿論痛みがゼロにはならなかったけど、

少しずつではありましたが、

身の置き所が無いような強い痛みは緩和し、

いつの間にか、浅い眠りを繰り返すことが

できるようになっていました。


そうして、私の人生初の手術は、

無事終わりました。