PSYREN -サイレン- ☎ CALL141  "約束の涙„


COMBAT BOOK-PSYREN

【PSYREN -サイレン-】  著 岩代俊明


より詳しく現在の状況を知るため、テレビなどを見て情報収集と分析を続ける

マツリ先生たち。

W.I.S.E(ワイズ)が首都だけでなく、日本のあちこちで破壊工作をしていたこと、

そのせいで世間一般の認識が、『サイキッカー=邪悪な者』になっていること、

エルモア邸が厳重な警備下に置かれて近づけないことなどを、それによって知る。


結果、『約束の涙』の奪取は、自分達だけでやるしかないと決断するマツリ先生。


そんな中、雨宮は別れを告げてきたサイレン世界のことを気にかける。

マツリ先生は「分かるわけがない・・・」と言いつつも、立ち去る前

すでに変えることができないだろう程の状況になっていた、サイレン世界の

行く先について、言葉を噤む。


『暴王の月(メルゼズ・ドア)』を使用した爪あとが、あちこちに残っているビルの屋上。

1人同じように、救えなかったサイレン世界について思いを馳せているアゲハ。

『暴王の月』をどれだけ使っても、『頭が痛みを感じない』ことに気づいたアゲハは

自分の身に起きた変化に、疑問を持っていた。


頭がおかしくなったのかな

「フフ・・・ それならそれで好都合か・・・」


救えなかったサイレン世界のことを思い、もう二度とあんな:結末にはさせない

と自分に誓う、アゲハ。

そのためなら、自分がどうなろうと構わないとも決意し、心配してやってきた

雨宮にも、その本音を隠す。


イアンと合流して、朧とタツオを治療してもらうため、別行動することになる飛龍。

アゲハとお互いの成功を願いながら、別れるのだった。


                        □

エルモア邸は、政府の監視下に置かれていて、連絡をとることもできない!

うーん、これは残念!!

1年後のエルモア・ウッドの子供達に、会いたかったのになあ。

アゲハが1年も帰ってこなかったことで、皆かなり心配してるだろうし・・・・・・。


フブキも、今はどうしてるんだろう。


サイレン世界を救えなかったことを、悔やむアゲハ。

疲れきって、思いつめたような表情が、すごく悲しい・・・・・・。


『暴王の月(メルゼズ・ドア)』をどれだけ使っても頭が痛まない、というのは何故だろう。

完全に能力を、自分のものにしてしまったから?


初めてアゲハが『暴王の月』を使って以来、ずっと付き纏ってきた暴走や

「PSY(サイ)に反応する」という特性や、あらゆるものを破壊するという能力は

アゲハを苦しめると同時に、新能力を開発する際の味付けにもなってきたけど、

アゲハだけ、なぜこんな異質な能力なんだろう、という疑問もずっとあって、

いつかそれも、スッキリ解決するんだろうな、と思っていたんだけど・・・・・・。


そろそろ、そんな時が来たのかな?


でも、悩み、苦しみながらも、厳しい決断を下すアゲハは、なんだか主人公っぽく

なってきた気がする!


あと、飛龍がW.I.S.E(ワイズ)との決戦に不参加!

な、なんてこと・・・・・・。

同様に、朧とタツオも参加できず。


うーん・・・・・・当然ヴァンもいないし、CURE(キュア)能力者が1人も参加できないのは、

ちょっと不安だぞ。


イアンと合流するのが、カブトじゃなく飛龍だったということは、やっぱり能力的な問題で

最も戦力にならない、と判断されたからなのかな・・・・・・。

いや、最後までわからない!

いいところで駆けつけてくるかも知れないぞ。


あれ、それはサイレン世界でもうすでにやってるか・・・・・・。

                        □

<10月27日 午前3時  カムイ山地周辺>

これまで、シャイナの『瞬間移動(テレポーター)』で日本の各地に移動していた

W.I.S.E(ワイズ)のメンバーが、全員この場に集結していた。


それを追いかけて周囲を包囲しつつあった、自衛隊の部隊。

しかしそれを、ヴィーゴ、ドルキが易々と撃退、殺害していく。


離れた場所からその様子を見守っていた天戯弥勒は、

外はこのままシャイナ、ドルキ、ヴィーゴ、ウラヌスの4人に任せ、

自分達は、『約束の涙』の到着を、ここで待つと宣言する。


もう少し移動していたほうがよかったんじゃないか、と忠告するグラナ。

しかし天戯弥勒は、「これ以上 ここからは動けない」のだと告げる。


4日以内に、この山地のどこかに『涙』が落下してくるはずだと予測する、ミスラ。

そんなミスラに不審の目をむけるグラナは、改めて天戯弥勒にこのままでいいのかと

訊くが、天戯弥勒はそれにただ頷くのだった。


2日後。 

<10月29日 午前2時>

空から隕石が落下してくる。


『約束の涙』が落下してきたと察知した天戯弥勒たちは、すぐにその落下地点に

急行する。

しかしそこには、すでにアゲハが到着していて1人でW.I.S.Eを待っていた。

正確な落下時間、落下場所をすでに知っていたアゲハたちは一足先に現場に

到着していたのだ。


『約束の涙』を、すでに自分達たちが入手していることを告げたアゲハは、

天戯弥勒に向けて、2人きりでの対話を要求するのだった!


                        □

なんだか、すっごく久しぶりにドルキを見た。

うーん、シャイナとドルキの2人が、W.I.S.Eに入った際の経緯も知りたいなあ。


せっかく現代で、全員が集結しているW.I.S.Eが登場したのに、展開が早すぎる!

ヴィーゴとドルキが性格的に衝突を繰り返していたりとか、きっと組織の中でも色々と

あるはずなのに!


それとも、今回がW.I.S.Eとの最終決戦にはならず、実はここから日本全国で

『約束の涙』の大争奪戦が行われるとか・・・・・・?


いや・・・・・・見たいけど、うーん、そんな雰囲気じゃないよなあ・・・・・・。


隕石が落下する場所と時間を、なんとなく予測するミスラ。

ウロボロスと交信している結果なのかも知れないけど、ミスラはこれまでにも

色々と予測したりしていた。

天戯弥勒は、そもそもミスラも最初は普通のサイキッカーだった、と言っていたから、

やっぱりミスラも『幻視(ヴィジョンズ)』の能力者だったのかなあ。


それとも、「ウロボロスと交信できた」というのが、そもそもミスラの元の能力と

関係があったのかも知れない。

ということは、トランス系の能力。

『かがり火』は、エルモアと同じトランス偏重型の能力だったのかも!


あと、ミスラのことを天戯弥勒とグラナが内密に話しているところを見ると、

ジュナスはミスラの正体について、あまり詳しいことを聞かされていなかった

のかも知れない。


意外と、天戯弥勒に信頼されてなかったのかな。

それとも、グラナが特別だったのか・・・・・・。

一足先に、『涙』を奪還した、アゲハチーム。

対話で問題が解決するはずがないから・・・・・・うーん、どうなるんだろう?


展開が速すぎるのがすごく気になるけど、そのせいでエピソードの面白さが

削がれているわけではないのは、さすが!


次回がすごく気になる!