女房の母親を家に引き取り、もう1年以上が経つ。本人は今年100歳、一時歩行も困難な状況だったが、ここ一年で掴まり歩きをしたり、外出は歩行補助車と杖を使う。食事を満足に食べられる状況が良かったのかも、老人の一人暮らしはやっぱりダメだ。わが家は二階建てだが、一階は6畳の和室とダイニング、リビングのみ。母親が1階の6畳間を使い、私は二階の元子供部屋に仮住まい。木の床にマット・布団を敷いて寝ていた。ベッドはあるが子供用で大人には長さ不足の木製。

この子供用ベッドは、幸いリサイクル場で無料で処分出来た。マット付きの可燃物なら、8kmくらい先の有料の焼却場に持ち込まねばならない所だった。最近、田舎の町は合併はしないが業務統合が進み、市や町の焼却場も廃止、業者へ委託のリサイクル場だけになってしまった。住民が承知しないままの実質統合・合併。立派な焼却場が出来た町は温水プールが出来たが、我が町の温水プールはボイラーを入れて何とか存続。

 古いベッドは処分できたので、何とか費用を都合し、安価なニトリの簡易・足つきベッドを買うことにした。女房は、娘のお下がりの、「ムジ」の足つきベッドを使っているが、今やこれも高価に。何か所か廻りニトリに決めたが、当然高級品は買えない。が、このニトリのベッドが面白かった。

 梱包は割と小型の1m程の長さの段ボールで、ニトリの係の女性が軽々と持っていたが、よく見ると一梱包で30kg弱、超重い!華奢な女性がこれを簡単に持ち上げていたが、流石にプロ!

一応「足つきマット」、とは表示してあったが簡易な組み立て式の鉄枠にマットを載せ・簡単に固定する形式。足は木製かと思ったが、プラ製。しかもベッドの枠の固定にも利用している。これはその内、ホームセンターで売っているネジ付きの木製足に替えよう。

梱包してあるマットは「圧縮処置」とかで、超薄いし丸めてある。「金属枠を組み立ててからマットを開封してください、危険!」、とあった。一応スプリングとクッションで出来ているらしいが、本当に開封時が面白かった。5cm厚もない程の圧縮マットが開封するとすぐ10cm厚以上にも膨らんだ。金属枠はのんびりと一時間程で完成したが、いろいろと、かなり考えてある造りだ。当初はクッションだけでスプリングは入って無いのでは、と思ったほど。

部屋が狭く荷物も多かったが、何とか設置は終了し、今晩からはやっとベッドで寝られる。

 海外での生活では「足つきベッド」とは、本当に木枠とマットがくっついていて、そこに足が4本生えていた。今回も高価な本式のベッドは買えなかったが、まあ満足。古い布団類は切り刻んで可燃物の家庭ゴミとして何点か処分し、掛け布団2枚、夏用掛け布団2枚、毛布3枚ほどを残した。

 その後、ベッドの足部分を替えた。買ったときは、足部分は木製かと思ったが、組み立ててみるとプラ製だった。別に問題は無かったが、木製に替えた。

以前にはテーブルの足部分用のネジの付いた形で売られていたが、探しても無かった。カーマ、カインズと廻り、カインズで60mmφx180mm長さの端材が売っていた、¥120/一本。偶然、元々のプラの足と同じ長さ、これを6本と8mmφx60mmのボルト6本を買った。他に床につく部分のクッションのゴム少々、合計で¥1700ほど。純正の10cm高くするキットは約¥6000。次はこの高さに挑戦しよう。

木製の足にボルトをねじ込み、ボルトの頭を切り取り交換用の足とした。これを6本全部に行い、取り替えた。ボルトのネジ部分が元々の足と同じ28mm長さにし、取り付け部分とした。金属枠への取り付けネジが枠の固定ネジともなっていて、良く考た造りになっている。

部品を揃え、昼からノンビリと交換を始めた。当然だが、別に何の変化も無く夕方には終わった。これは自己満足のみだったが。

今後はマットレス部分の交換のみだから、次はちょっと良いマットレスにしよう。

 

左がオリジナル、当初は木製と見えたが、空洞のプラだった。右が端材で

売っていた、丁度同じサイズの木製丸棒60mmφⅩ180mmℓ、

¥120x6本を購入。8mmのボルトを買い、木材に穴を開けてねじ込み、

ボルトの頭を切断しネジ部分のみを残し28mmℓとした。

これをマットレスの台座(金属の枠)にはめ込んだ。

寝心地は?当然変わらない、自己満足のみ。