こんにちは!
COMAX JAPAN のIT事業部です。

「PHPプログラミング言語に関する脆弱性(セキュリティ上の弱点)が指摘されたことを受けて、システムのメンテナンスを実施しました。」
ホームページのオープンソースを運営する会社から送られてきたメールの内容です。

 

同じようなメールを受け取ったり、いつも見ているサイトが見られなかったりした人も多いと思います。

ところで、

「PHPって名前は聞くけど、結局なに?」「メンテナンスって、なぜ必要なの?」
 


PHPとは? 一言でいうと「Webサイトに動きをつける言語」


PHPは、Webサイトの裏側で動くプログラミング言語のひとつです。

世界中の多くのWebサイトで使われていて、ブログやホームページを作るときによく使われるWordPressも、PHPで動いています。

レストランに例えてみます

Webサイトの仕組みは、レストランによく似ています。

お客さん:サイトを見に来る訪問者
メニュー表や店内:Webサイトの見た目(デザイン)
厨房のシェフ:PHP
食材の倉庫:データベース(会員情報や記事などの保管場所)

お客さんが「このページを見たい」「問い合わせを送りたい」と注文すると、シェフ(PHP)が倉庫から必要な食材(情報)を取り出し、料理(ページ)に仕上げて届けてくれます。

身近なPHPの仕事

次のような「ちょっと賢い動き」は、PHPのような仕組みが支えています。

お問い合わせフォームの内容をメールで届ける
ログインして、自分専用のページを表示する
ブログの記事一覧を自動で並べる
ネットショップで、カートに入れた商品の注文を処理する
脆弱性とは? 「厨房のルールの抜け穴」

では、「脆弱性(ぜいじゃくせい)」とは何でしょうか。

簡単にいうと、プログラムの中に見つかった、セキュリティ上の弱点のことです。

レストランで例えるなら、「注文の受け方のルールに抜け穴があった」状態です。

抜け穴を悪用されると、お客さんのふりをした悪意のある人が、倉庫の中身をのぞいたり、厨房を勝手に操作したりできてしまうかもしれません。

ここで大切なのは、脆弱性は「誰かのミス」というより、どんなソフトウェアにも起こりうるものだということです。人が作るものである以上、あとから弱点が見つかることは珍しくありません。

メンテナンスとは? 「ルールの修正と再点検」

弱点が見つかると、PHPを開発している世界中のコミュニティが、修正版を公開します。

私たちのようにサイトを運営する側は、その修正版を適用して、抜け穴をふさぎます。これがセキュリティ更新(アップデート)です。

今回のメンテナンスも、まさにこの作業でした。

「うちは小さいサイトだから大丈夫」ではない理由


脆弱性の情報は、修正版と一緒に公開されます。つまり、攻撃する側にも知られます
攻撃は、人が一件ずつ狙うのではなく、自動プログラムが弱点のあるサイトを探して回ることが多いです
そのため、サイトの規模や知名度にかかわらず、更新されていないサイトは狙われやすくなります

古い状態のまま放置することは、「抜け穴が見つかったのに、ドアの鍵を直さないまま営業を続ける」ようなものなのです。

あなたの会社のWebサイトは大丈夫? 5つのチェックポイント

専門知識がなくても、次のことは確認できます。

誰がサイトの面倒を見ているか、担当者や委託先が決まっていますか?
最後に更新したのはいつか、把握できていますか?
WordPressなどのシステムやプラグインは、最新の状態ですか?
使っていない古いサイトやページが、放置されていませんか?
何か起きたときの連絡先が、はっきりしていますか?

「わからない」が多い場合は、一度、制作会社やシステム担当者に聞いてみることをおすすめします。

まとめ
PHPは、Webサイトの裏側で働く「シェフ」のような存在
脆弱性は、どんなソフトウェアにも起こりうる「ルールの抜け穴」
定期的なメンテナンスは、サイトとお客様の情報を守るための「基本の戸締まり」

ではまた
(*´▽`*)