こんにちは!
COMAX JAPAN のIT事業部です。

先日、社内である議論が交わされました。
「AIはこれからもどんどん進化させ、活用していくべきだ」という意見と、
「人間はAIをこれ以上利用するべきではないのではないか」という意見が、
同時に出てきたのです。

普段、私たちは生成AIの最新トレンドを前向きに紹介することが多いのですが、

今回はあえて立ち止まって、この相反する2つの意見を整理してみたいと思います。

正直に言うと、私たちIT事業部の中でも、明確な結論は出ていません。

読者の皆さんと一緒に考えるつもりで、書いてみようと思います。



## 「もっと活用すべき」という意見

AI活用を推進する立場からは、主に次のような理由が挙げられます。

まず、生産性の向上です。

これまで人手と時間をかけていた作業をAIに任せることで、限られた人員でもより多くの成果を出せるようになります。

人手不足が深刻な業界にとっては、事業継続そのものを左右する要素にもなり得ます。

次に、競争環境の変化です。

AIを使いこなす企業とそうでない企業との間で、業務スピードやコスト構造に差が生まれ始めています。

「導入するかどうか」ではなく「どう使いこなすか」が競争力を左右する段階に入ってきたという見方もあります。

また、人間がより創造的な仕事に集中できるようになるという期待もあります。

定型的な作業をAIに任せることで、人にしかできない判断や対話、新しい発想を生み出す仕事に時間を使えるようになる、という考え方です。

## 「もう使うべきではない」という意見

一方で、慎重派・反対派からは次のような懸念が示されています。

ひとつは雇用への影響です。

AI活用を理由に新卒採用や中途採用の数を減らす企業も出てきており、特に若い世代の就業機会が狭まるのではないかという不安があります。

もうひとつは、情報の真偽が分かりにくくなることです。

AIが生成する文章や画像の品質が上がるにつれて、人間が書いたものかAIが作ったものかの判別が難しくなり、誤情報やなりすましのリスクが高まっているという指摘があります。

依存によるスキル低下を懸念する声もあります。

考える作業や調べる作業をAIに任せきりにすることで、人間自身の思考力や判断力が衰えてしまうのではないかという心配です。

さらに、安全保障や倫理面のリスクも無視できません。

高性能なAIモデルの公開に対して、国家レベルで介入が行われる事例も出てきており、AIの進化が一企業や一業界の話にとどまらなくなってきていることがうかがえます。

AIモデルが特定の文化的・思想的な偏りを内包している可能性を指摘する研究もあり、誰のためのAIなのか、という問いも重要になっています。

## どちらが「正しい」のか

ここまで両方の意見を並べてみましたが、おそらくどちらか一方が完全に正しい、ということではないのだと思います。

AIをどんどん進化させるべきだという意見にも、立ち止まって考えるべきだという意見にも、それぞれ無視できない理由があります。

私たちIT事業部としても、日々の業務でAIを活用しながら、その便利さの恩恵を実感する一方で、ここで挙げたような懸念にも無関心ではいられません。

「活用すべきか、しないべきか」という二者択一ではなく、「どこまで」「どんな形で」活用するのが適切なのか、その線引きを常に問い直し続けることが、今のところ私たちにできる、唯一誠実な向き合い方なのかもしれません。

この記事に明確な結論はありません。

もしよろしければ、皆さんはこの2つの意見、どちらに近い考えをお持ちでしょうか。

ぜひ社内外問わず、この話題について話してみていただけたら嬉しいです。

---
*本記事は社内での議論を踏まえ、特定の立場を推奨する目的ではなく、論点を整理し読者の皆さんと共に考えることを目的として執筆しています。*

ではまた
( ^^) _旦~~