先々週の今頃、私達は明石海峡大橋を下から眺め、ひたすら東に向かって歩いていた。
徐々に脚が痛み始めていた。
これは関西エクストリームウォーク100の振り返りである。
私はもう2度と出場しないと心に決めているが、これから出場してみようか検討している人のために体験談を記しておく。
遡れば4ヶ月前、ハイハイタウンで学友(以下、Tと言う。)と久しぶりに会ったことが悪夢の始まりであった。
おかげで、ゴールしてから2週間経過しようとしているが足腰は完治していない。
Tは我々に当該大会の出場を持ちかけた。
私の他、後輩(以下、Sと言う。)が現場におり、どちらかと言えばTはSを誘っていたと表現するのが正しい。
なぜなら、Sは大学を卒業してからフルマラソン等に何度も出場しており、実績は充分であった。
一方、私はこれと言った運動はしておらず、たまに友人たちとフットサルをして足が痛いと半べそをかいていたメンタルの持ち主である。
なお、なぜか学友(以下、Mと言う。)も居たように思うが、当該大会には参加していない。
とにかく、その時は行けたら行くわとTに返事しておいた。
完歩する自信はあった。
しかし、根拠はない。
試しに何kmか歩いてみて決めようと思ったが、この夏は暑かった。
試すも何も熱中症を警戒せねばならず、YouTubeを用いたイメージトレーニングで日々を過ごした。
その間にも、ウォーキング用のバッグ、スマートウォッチ、ソックス、モバイルバッテリー、ヘッドライト等を購入し、後戻りできないように自分を追い込んだ。
そして、職場や家族に出場の意志がある旨を伝え、外堀を埋めた。
9月15日、公式HPにて申し込みを済ませ、Tに報告する。
今思うと、これらは全て悪手であった。
大会まであとひと月ほどだったので、毎週土日のどっちかは朝イチ歩いて練習しようと心に決めた。
ちょうど朝は涼しくなり始めていた。
自宅から駅まで約2kmの道のりを、ちょっと遠回りしてぐるっと5kmくらい歩いてみた。
非常に充実した時間であったが、本番までこれ以上の距離を歩くことはなかった。