もう8月なのだ。
それなのに真っ昼間から自転車で釣具屋などを散策し、へとへとに疲れた。
やはり、車は便利な乗り物だ。
どれだけ交通事故があろうとも、そう簡単には無くならない。
自宅へ戻ると、さらに近所の子が混ざってプール遊びをしていた。
短い夏休みでどこにも行けず、かわいそうにと思ったが、普段でも旅行に行けるかどうか分からないなと思い直した。
プールと言えば、私は槇原敬之の『pool』と言う曲を思い出す。
毎年、夏になると聴いてしまう思い出の曲だ。
私にも16歳の頃があり、そしてお付き合いしていた女性がいた。
彼女と出会ったのは12歳の時だ。
中学生の頃に交際をスタートしては性格の不一致で離別し、高校生になって復縁しては一夏の思い出となる。
最後に会ったのは大学一回生の春だった。
この曲にあるように、「案外、違う苗字になっていたりして」と社会人になってからも夏になると思い出していた。
そして、だったとしたら、できれば笑顔でいてほしいとも思う。
今年もまた思い出した。
来年の夏もきっと思い出すだろう。
それは私が今、家族を持ってたくさん笑っているからこそ、いい思い出なんだろう。
彼女にとっては最低な思い出かもしれないし、なんて自分勝手な言い分だろうと自分でも思うが、苗字が同じままでも違っていてもいい。
きっと、笑顔も歳相応だろうが、あの時の少女の面影は残っていると思う。