映画三昧 | コマオオフィシャルブログ

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結論から言えば好きにしなさいと言うことになる。

たぶん生まれて初めてブラジル映画をじっくり観た。
本日の映画は『ぶあいそうな手紙』。

昨日からシネリーブル梅田で封切りされた作品で人気もありそうな雰囲気だ。
土曜日の午後をなめていたら、いつもは◎の空席情報が△であった。

全体を通して、私の好きな映画という感じ。
他の誰でもない個人の日常生活の一部、みたいな特殊な日々の積み重ねを垣間見るのが好きだ。

主演のホルヘ・ボラー二さんの味わい深い演技に酔いしれる。
彼の他の作品も観てみたいと思った。

サッカーのインタビューでポルトガル語をたまに耳にするが、日本語よりキーが高く、早口言葉みたいで単語がうまく聞き取れない。
ポルトガル語はそんな言語だが、女優のガブリエラ・ポエステルさんの声はとても自分好みの声で、容姿も演技も美しかった。
まさしく、イイ女。

老いては子に従うべきなのか。
核家族化は経済発展著しいブラジルでも進行しているようだ。

妻に先立たれ視力も失いつつある父親を心配する息子。
でも、父親は自立を望む。
そこに届く親友の妻からの手紙と、偶然現れた訳ありの若い娘。

手紙のやり取りは時間がかかるが味わい深く、急ぎすぎな現代に必要な意思疎通の手段なんだろう。
考える時間があるからこそ、いくつ歳を重ねても踏み出せる一歩がある。

心に残ったシーンの一つとして、ホルヘ・ボラー二さんがガブリエラ・ポエステルさんに「女を殴る奴は臆病者」みたいな台詞があった。
心にすとんと収まった。