少なくとも、昨日までそう思っていた。
昨日、夏季休暇1を頂いたコマオはS係長と京の都に降り立った。
久しぶりの洛中。
なぜ、この思い出の地に、しかも、休暇を使ってS係長といるのか。
このまま、嵯峨野線に飛び乗ろうかと思案したが、コマオらは逆方向の山の科へ向かった。
山科では福祉関係者と合流し、某施設を見学させてもらった。
コマオは仕事柄、色んな事で生活に困っている人と話をする。
中にはホンマはしたらアカン事をしてお務めされた人もいる。
そういう意味で、今回の某施設見学は良い刺激になった。
O田さんありがとうございました。
山科で目的を果たした一行は新快速で大阪に戻る。
なぜなら、麦酒を飲みながら反省会をしなければならないからだ。
反省会の会場はヒルトンプラザB2の某居酒屋となる。
そこで、コマオは天敵と遭遇した。
何て事はない。
とりあえず生、の麦酒が天敵であった。
麦酒とは何であんなに飲めない物なのか。
最初の一口は美味いが、二口目からもう気持ちが悪い。
中ジョッキを空ける頃には頭痛がする。
早くも二日酔いの兆候がある。
勿体無いからお前は飲むな。
そう言われればそれまでだが、昨日みたいに勝手に最初の飲み物をオーダーされるとコマオは手も足も出ない。
もう、学生時代のようにMさちゃんもTるくんも隣にいない。
そして、早く飲めるお酒を頼みたいから、グラス交換制だからと急いで飲むと頭痛が増す。
負のスパイラル。
簡単に会えなくなって、初めて気付いた。
MちゃんとTるくんの存在とその安心感。
結局、30代半ばのコマオはリバースした。
初めて会ってから15年前後、コマオは麦酒と仲良くなれた事がない。
帰りの電車も乗り換えの駅を通り過ぎた。
逆に布団の中で寝付けず、睡眠不足で出勤した。
麦酒は人生で唯一克服できない物かもしれない。