学友のM山が駆けつけた。
しかし、愛すべきクラブは路頭に迷う。
ここまで結果が出ないと誰が想像できたか。
特効薬は見つからないが、試合はまたすぐにある。
コマオは彼らを信じ、応援することしかできない。
「頼むから勝っておくれ」
シンガポールには行けそうにないが、次のホームには嫁と行く。
こんなに有意義な予定があってコマオは幸せ者であり、世界一ごきげんだ。
試合後、学友のM山と同僚のY岩を連れてY輔くんのバーを訪ねた。
Y輔くんは不在だったが、オムレツ、ナポリタン、生ハムサラダ、マルゲリータを各々ジュースでやった。
五月に入籍する学友について語り、自分がいかに職場に妥協しているかを愚痴り、己の未来を垂れ、素人のくせに愛すべきクラブの反省点を述べた。
M山をお家近くまで送り、吉井和を寮まで送りつける道中、実はY岩コマオは嬉しい気持ちになり、下道のまま箕面から長田までダラダラ話しながらY岩を送り届けた。
寝床に着き、風呂に浸かりながらコマオは覚悟する。
五月は入籍が二組あり、嫁の誕生日もある。
やれやれ、どうやら明日からもっと節約しなければならないようだ。