このたびの震災で
外的にも内的にも損傷がひどく
生きる意味を見失っている方も
たくさんおられます
それは
そのご本人にしかわからない
深い闇なのだと拝察いたします
生きる意味・生きる道を説く
和尚さん方にも
一部同じ状態であると聞こえております
法話の中でのその和尚さんの心境も
いかばかりだったでしょうか
『亡くなった方々と
生き残った私たち
そこになんの隔てもないものであるならば
生き残ったのは亡くなったあの人
命を落としたのはこの私だったかもしれない
考えてみてください
亡きあの人が自分であったならと
今生きている私たちに
何を望むかを
忘れないで
私たちは忘れないで
生きていきましょう
亡きひとたちが
どうかやすらかに休めるように
忘れないで
生きていきましょう
何よりも自分達の
子供達の未来の為に
これから
みんなで手を取り合って
微笑みあって
生きてゆきましょう』
まゆを八の字にしながら
参拝者に呼び続けたその声に応えるように
今はまだ小さな
『ハイ』とともに
会場からはさざ波のように
いつまでも
いつまでも
すすり泣く声がきこえてきました
この世はすべて無常である
ひとつとしてとどまるものなど
有りはしない
だから
私達はまた歩みだせるのではないでしょうか
どのような深い闇に迷い
もがき苦しみ
絶望しても
【時】は
深い傷をも癒し
思いを享有することで
いのちは
繋がり合い
再び
光を求めずにはいられずに
また
新しい一歩を踏み出そうとするのではないのでしょうか
今はまだ
その足どりがおぼつかないものであっても…
泣いて泣いて泣きつかれて
また泣いて
泣いてもう涙が枯れるまでないたら
もしかしてちょっと笑うことができるかもしれない
無常であるからこそ
いつまでも晴れない闇はない
やがて一筋の光明が
私達を照らしてくれる
【希望】があるのです
(その4に続く)